夜勤の派遣とは?派遣で夜勤をするメリットと流れ

夜勤の派遣の仕組みと始めるまでの流れを紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が厚生労働省・国税庁などの公的機関の公開情報と各社の公式情報、読者の声を調べて独自に執筆しています。求人の条件や制度は変わることがあるため、最新の情報は公式サイトや求人票で確認してください。当サイトの一部の記事には求人サービスへのリンク(広告)を含みます。

工場や倉庫の夜勤の求人を見ていると、「派遣」と書かれたものがたくさん出てきますよね。『派遣で夜勤って、バイトと何が違うの?』と気になっている方も多いはずです。

結論から言うと、夜勤派遣は「派遣会社に雇われて、紹介された職場で夜勤をする」働き方です。職場探しを手伝ってもらえる良さがある一方で、契約の中身を自分で確かめておくことが大切になります。

この記事を読めば、派遣で夜勤をする仕組みとメリット、始めるまでの流れが分かります。

目次

夜勤の派遣とはどんな働き方?

先に結論

派遣は、派遣会社と雇用契約を結び、派遣先の会社で働く仕組みです。お給料は派遣会社から受け取り、仕事の指示は派遣先から受けます。

『どこの会社の人として働くの?』と迷いますよね。派遣の場合、雇い主は派遣会社で、働く場所が派遣先の会社になります。

関わる会社役割
派遣会社雇い主。お給料を払い、契約や相談の窓口になる
派遣先の会社働く場所。毎日の仕事の指示をする
自分派遣会社と契約し、派遣先で働く

困ったことがあった時に、派遣会社の担当者に相談できるのは派遣ならではの良さです。職場に直接言いにくいことも、間に入ってもらえることがあります。

夜勤の派遣が多い職場

派遣で夜勤をする職場は、工場や倉庫などの製造・物流の仕事が中心です。介護施設やホテル、コールセンターの夜勤でも派遣の求人があります。

職場夜勤派遣の主な仕事
工場製造ラインの作業、検査、機械の操作
倉庫・物流センター仕分け、ピッキング、梱包、検品
介護施設見守り、排せつの介助、記録
ホテルナイトフロント、夜間の清掃
コールセンター夜間の電話受付
夜の倉庫で商品をピッキングする作業者の手元

工場の夜勤派遣で、交代勤務や寮付きの求人を見る時のポイントは製造派遣の夜勤で紹介しています。

倉庫の夜勤派遣の1晩の流れ(例)

派遣で倉庫の夜勤に入る時の1晩の流れを、例で見てみましょう。実際の時間や作業は職場ごとに違います。

時刻(例)すること
21時45分出勤、作業着に着替える、その日の作業の説明を聞く
22時から翌1時届いた荷物の仕分け、ピッキング
翌1時から2時休憩(食事や仮眠)
翌2時から5時梱包、検品、出荷の準備
翌5時から7時片付け、清掃、作業の報告
翌7時退勤

『休憩はどこで取るの?』と気になる方もいますよね。休憩室の有無や、食事を買える場所があるかは、職場見学の時に見ておくと安心です。

夜勤派遣バイトという言い方

求人サイトでは「派遣バイト」「夜勤派遣バイト」のような言い方もよく見かけます。これは、時給で働く派遣の仕事をアルバイト感覚で探せる、という意味で使われることが多いです。

雇い主は派遣会社なので、仕組みとしては派遣です。契約の期間や条件は、ふつうの派遣と同じように確かめておきましょう。

直接雇用のバイト・派遣・正社員を比べてみる

「誰に雇われるか」と「どれくらい続けるか」で選ぶ

夜勤の仕事は、働く会社に直接雇われるバイト、派遣、正社員のどれでも探せます。違いを並べると、自分に合う形が見えてきます。

『派遣と直接雇用のバイト、どっちがいいんだろう』と迷う方も多いですよね。まずは、違いを表で見てみましょう。

比べる点直接雇用のバイト派遣正社員
雇い主働く会社派遣会社働く会社
職場の探し方自分で探して応募派遣会社が紹介自分で探して応募
困った時の相談先職場の上司派遣会社の担当者職場の上司・人事
契約の期間職場による契約ごとに決まる期間の定めがないことが多い
夜勤の回数の決め方シフトの希望を出す契約の条件で決まることが多い会社のシフトに合わせる
向いている人近くの職場で気軽に働きたい職場を紹介してもらいたい同じ会社で長く働きたい
夜勤の働き方を直接雇用のバイト・派遣・正社員で比べた図解

派遣で夜勤をするメリットと気をつけたいこと

派遣で夜勤をする良さと、気をつけたいことを並べてみます。

派遣の良いところ
  • 希望を伝えると、条件に合う職場を紹介してもらえる
  • 職場に言いにくいことを担当者に相談できる
  • 寮や送迎のある求人を探しやすい
  • 合わなければ契約の終わりに別の職場を探せる
気をつけたいところ
  • 契約の期間が終わると、更新されないこともある
  • 契約にない仕事を頼まれた時に迷いやすい
  • 職場の正社員とは、休みや手当の決まりが違うことがある
  • 担当者との連絡を自分でこまめに取る必要がある

お給料を比べる時は「同じ条件」にそろえる

派遣と直接雇用のバイトで時給を比べる時は、条件をそろえるのが大切です。表示の時給に深夜割増が入っているかどうかで、見え方が変わるからです。

(例)時給1,200円の場合、22時から翌5時の7時間には1時間300円の割増が付き、割増込みでは1時間1,500円になります。片方の求人が割増込みの1,500円、もう片方が割増前の1,200円と書いていたら、実は同じ条件ということもあるんです。

交通費が出るか、日払い・週払いができるかも、合わせて見比べておきましょう。

こんな人には派遣が合いやすい

派遣で夜勤をする働き方は、こんな人に選ばれることが多いです。

派遣の夜勤が合いやすい人
  • 工場や倉庫の夜勤を未経験から始めたい
  • 自分で職場を探して問い合わせるのが負担に感じる
  • 寮や送迎のある職場で働きたい
  • 職場に言いにくいことを相談できる窓口がほしい

逆に、家の近くのお店で気軽に働きたい人は、直接雇用のバイトの方が探しやすいこともあります。どちらが合うかは、働きたい職場の種類で考えてみてください。

正社員で夜勤のある仕事を探したい方は、夜勤の正社員求人も見てみてください。

単発の派遣で夜勤はできる?日雇い派遣のルール

30日以内の派遣は原則として禁止

労働者派遣法第35条の4では、日々または30日以内の期間を定めて雇う「日雇い派遣」は原則として禁止されています。ただし、決められた例外に当たる人は働けます。

『1日だけ派遣で夜勤に入りたい』と考える方もいますよね。実は、ここには法律のルールがあるんです。

日雇い派遣ができるのは、政令で決められた専門的な業務か、次のどれかに当てはまる人です(労働者派遣法施行令第4条第2項・厚生労働省)。

日雇い派遣の例外に当たる人内容
60歳以上の人年齢で判断
昼間の学生定時制などの学生は除く
副業として働く人本業の収入が500万円以上
主な生計者でない人世帯の収入が500万円以上

例外に当たるかの確かめ方

例外に当たるかどうかは、自分の状況で決まります。例えば、昼間の大学生なら学生であることを、60歳以上なら年齢を、派遣会社から確かめられることがあります。

副業や世帯の収入で例外に当たる場合は、収入を示す書類を求められることもあります。登録の時に、どんな書類が必要かを担当者に聞いてみてください。

例外に当たらない時の働き方

例外に当たらない人が単発で夜勤をしたい時は、別の方法を選ぶことになります。

例外に当たらない時の選び方
  • 働く会社に直接雇われる単発のバイトを探す
  • スキマバイトアプリで、直接雇用の単発の仕事を探す
  • 31日以上の派遣の契約で働く

スキマバイトアプリの仕事でも、深夜割増などの労働のルールは同じように当てはまります。どの方法でも、22時から5時の時間の扱いは確かめておきましょう。

単発の夜勤の探し方は単発の夜勤バイトで、日雇い派遣の仕組みは日雇いの夜勤で詳しく紹介しています。

よくある失敗

「短期」と書かれた派遣の求人に、契約の期間を確かめずに応募してしまうことがあります。30日以内の契約かどうかで、応募できる人が変わるので、期間は最初に確かめておきましょう。

派遣で夜勤を始めるまでの流れ

登録から就業まで、いくつかの段階がある

派遣で夜勤を始める時は、派遣会社への登録、面談、仕事の紹介、職場見学を経て働き始めるのが一般的です。細かい流れは派遣会社ごとに違います。

初めて派遣に登録する時は、何から始めればいいか分からないですよね。よくある流れを順番に見ていきましょう。

派遣で夜勤を始めるまでの流れ
  1. 派遣会社に登録する(来社またはオンライン)
  2. 担当者と面談し、夜勤の希望や通える範囲を伝える
  3. 条件に合う仕事を紹介してもらう
  4. 職場見学をして、仕事の様子を確かめる
  5. 契約の内容を確かめて、働き始める
派遣で夜勤を始めるまでの登録から就業までの流れを示した図解

登録の前に準備しておくもの

登録の時に慌てないように、次のものを準備しておくとスムーズです。必要なものは派遣会社ごとに違うので、公式の案内で確かめてください。

  • 本人確認の書類
  • お給料を受け取る口座の情報
  • これまでの仕事の経歴(簡単なメモでよい)
  • 働きたい時間帯・日数・通勤の手段のメモ

面談で伝えておきたいこと

面談では、夜勤の希望をできるだけ具体的に伝えるのがコツです。担当者は、その話をもとに職場を探してくれます。

例えば、こんな伝え方があります。

「22時から翌朝までの夜勤で、週4日くらい働きたいです」

「車がないので、送迎があるか、駅から歩ける職場を希望しています」

伝えておきたいこと伝え方の例
働ける時間帯夜勤だけ、または交代制でもよいか
週の日数週に何日まで働けるか
通勤の手段車・自転車・電車のどれで通うか
仕事の内容立ち仕事や重い物を運ぶ仕事は大丈夫か
働き始めたい時期いつから働けるか

職場見学で見ておきたいこと

職場見学では、実際に働く場所を見せてもらえます。夜勤の時間帯に見学できることは少ないので、気になることはこの場で聞いておきましょう。

『見学で何を聞けばいいの?』という時は、次の点を確かめてみてください。

派遣ならではの確認ポイント
  • 深夜割増が時給に含まれているか、別に付くかを確認する
  • 休憩の長さと、休憩を取る場所を確認する
  • 契約に書かれた仕事の内容と範囲を確認する
  • 契約の期間と、更新があるかを確認する
  • 社会保険と有給休暇の扱いを確認する

契約の期間と更新のこと

派遣の仕事には、3か月などの契約の期間が決まっていることが多いです。期間が終わる前に、更新するかどうかを派遣会社と話し合います。

『いつまで働けるのか分からないのは不安』という方は、紹介の時に「これまで更新されてきた人は多いですか?」と聞いてみてください。長く働きたいか、短期で区切りたいかも、最初に伝えておくとすれ違いが減ります。

契約の時に見ること確かめたいこと
契約の期間31日以上か、何か月ごとの更新か
就業の時間始業・終業の時刻と休憩の長さ
仕事の内容担当する作業の範囲
お給料時給、深夜割増、交通費の扱い

働き始めてから困った時は

働き始めてから、思っていた仕事と違う、シフトがきつい、と感じることもありますよね。そんな時は、一人で抱えずに派遣会社の担当者に相談してみてください。

担当者は、派遣先との間に入って話をしてくれます。契約の更新の前に相談すれば、別の職場を紹介してもらえることもあります。

確認する時の聞き方の例

確認ポイントは、こんなふうに聞くと答えてもらいやすいです。

「時給には、22時以降の割増が含まれていますか?」

「契約に書かれている仕事以外を頼まれることはありますか?」

答えはメモしておき、契約書の内容と合っているかを後で見比べてみてください。

自分で探すか、派遣会社に相談するか

職場の様子を知りたい時は、派遣会社が頼りになる

直接雇用の求人を自分で探すのも、派遣会社に紹介してもらうのも、どちらも正当な選び方です。工場や倉庫の夜勤を未経験で始めたい時は、派遣会社に相談すると選びやすくなります。

自分で求人サイトから応募する時は、休憩の取り方や職場の雰囲気まで自分で確かめる必要があります。一方、派遣会社なら、担当者に職場の様子を聞いてから選べます。

『自分に合う職場がどれか分からない』という方は、派遣会社に希望を伝えて紹介してもらう方法も考えてみてください。

こんな時は向きやすい探し方
家の近くの店で働きたい直接雇用のバイトを自分で探す
1日だけ試しに働きたい直接雇用の単発バイト、スキマバイトアプリ
工場や倉庫の夜勤を続けて働きたい派遣会社
寮や送迎のある職場を探したい派遣会社、求人サイト

例えば、ランスタッドは製造・軽作業・ドライバーの求人を扱う人材サービスです。「夜勤」「未経験OK」「寮完備」「送迎あり」「日払いOK」「週払いOK」などの条件で求人を絞り込めます。

登録すると、面談の後に条件に合う仕事を紹介してもらえます。夜勤の求人の探し方はランスタッドの夜勤の求人(公式)で確かめてみてください。

相談の前に、次のことをメモしておくと話が早く進みます。

  • 働きたい時間帯と、週に何日働けるか
  • 通える範囲と通勤の手段
  • 寮や送迎、日払いが必要かどうか
  • 働き始めたい時期

もちろん、ほかの派遣会社やハローワーク、求人サイトと組み合わせて使っても大丈夫です。派遣会社の選び方は、夜勤の派遣会社の選び方でチェックリストにまとめています。

PR|ランスタッド

夜勤の求人を条件で探す

製造・倉庫・軽作業・ドライバーなどの求人を、「夜勤」「日払いOK」「寮完備」「未経験OK」といった条件で絞り込んで探せます。派遣・短期・単発・正社員など働き方もいろいろ。気になる求人の仕事内容と時間帯を確かめてみましょう。

無料ランスタッドで夜勤の求人を見る

求人の内容・条件は時期によって変わります。最新の情報は公式サイトで確認してください。

夜勤の派遣でよくある相談

職場の雰囲気と仕事の範囲、生活リズムの相談が多い

派遣で夜勤をしている人やこれから始める人からは、職場の雰囲気、契約にない仕事、生活リズムについての相談がよく寄せられます。代表的なものに答えます。

夜勤は派遣の人ばかりの職場が多いですか?

夜勤の時間帯は派遣の人だけで回している職場が多いのか、雰囲気はどうかという相談です。これは職場によって大きく違います。

『知らない人ばかりだと、なじめるかな』と不安になる方もいますよね。夜勤は人数が少ない分、同じ顔ぶれで働くことが多く、慣れると話しやすくなることもあります。

正社員と派遣が一緒に働く職場もあれば、夜勤は派遣の人が中心の職場もあります。気になる時は、担当者や職場見学で「夜勤の時間帯はどんな人が何人くらいいますか?」と聞いてみてください。

倉庫の夜勤派遣は、昼よりきついですか?

倉庫内の作業を昼に派遣でしたことがあり、夜勤ではどうかという相談です。作業の内容は昼と大きく変わらないことが多いですが、夜は眠気との付き合い方が変わってきます。

最初は週の回数を少なめにして、夜勤明けの体の様子を見ながら増やすのがおすすめです。夜勤中の眠気の工夫は夜勤が眠い時の対策で紹介しています。

契約にない仕事を頼まれるようになった

派遣で夜勤に入っているが、契約の仕事と違う作業を頼まれるようになったという相談です。『これって断っていいの?』と迷いますよね。

派遣では、契約に書かれた仕事の内容が基本になります。まずは契約書を見直して、内容が違うと感じたら派遣会社の担当者に相談してみてください。

休みの後、昼型の生活から戻せなくなった

派遣の夜勤で働いていて、長めに休んだ後に昼型の生活になり、夜勤のリズムに戻せないという相談です。休みが続いた後は、こうしたことが起きやすいですよね。

いきなり元に戻そうとせず、眠る時間を少しずつずらしていくのも一つの方法です。どうしても戻らない時は、担当者に相談してシフトを調整してもらえないか聞いてみてください。

よくある質問

夜勤派遣と夜勤のバイトの違いは何ですか?

派遣は派遣会社に雇われて派遣先で働き、バイトは働く会社に直接雇われます。派遣は職場を紹介してもらえ、困った時に担当者に相談できるのが特徴です。

派遣でも深夜割増はもらえますか?

午後10時から午前5時までの間に働いた分には、派遣でも2割5分以上の割増賃金が付きます(労働基準法第37条第4項)。時給に含まれているか別に付くかを、契約の時に確かめてください。

1日だけ派遣で夜勤をすることはできますか?

30日以内の日雇い派遣は原則として禁止されています。60歳以上の人や昼間の学生などの例外に当たる人は働けますが、当たらない人は直接雇用の単発バイトなどを選びます。

夜勤の派遣で寮のある職場はありますか?

工場や倉庫の夜勤では、寮のある派遣の求人もあります。寮費や入居の時期は求人ごとに違うので、紹介の時に確かめてください。

派遣の夜勤は未経験でもできますか?

工場や倉庫の夜勤には、未経験から応募できる派遣の求人もあります。面談で未経験であることを伝えて、仕事を教えてもらえる職場を紹介してもらいましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 夜勤派遣は、派遣会社に雇われて派遣先で夜勤をする働き方
  • 職場を紹介してもらえ、困った時に担当者に相談できるのが良いところ
  • 30日以内の日雇い派遣は原則禁止で、例外に当たる人だけ働ける
  • 登録・面談・紹介・職場見学を経て働き始める
  • 深夜割増・休憩・仕事の範囲・契約期間・社会保険を契約の前に確かめる

まずは、働きたい時間帯と週の日数、通勤の手段を書き出してから、派遣会社に相談してみてください。夜勤そのものの基本は夜勤とはで紹介しています。

夜勤ガイド

夜勤ガイド 編集部

夜勤の仕事の種類や探し方、深夜手当や休憩のルール、介護・工場・コンビニなど業種別の働き方、夜勤明けの過ごし方まで、夜勤で働く人と夜勤を始めたい人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次