インフラエンジニアの夜勤|運用監視の仕事と1晩の流れ

インフラエンジニアの夜勤の運用監視の仕事を紹介する記事のアイキャッチ

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『インフラエンジニアになりたいけど、夜勤があるって本当?』と気になっている方も多いはずです。

結論から言うと、インフラエンジニアの夜勤は、システムを24時間見守る運用監視の仕事で多く見られます。一方で、夜勤がない働き方や、夜は呼び出しに備えるだけのオンコールという形もあります。

この記事を読めば、夜勤の1晩の流れと、交代制とオンコールの違い、未経験から入る道が分かります。

目次

インフラエンジニアの夜勤ってどんな仕事?

先に結論

インフラエンジニアの夜勤は、サーバーやネットワークが止まらないように見守る運用監視、夜の時間に行うメンテナンスの作業、障害が起きた時の対応の3つが中心です。

インフラエンジニアは、サーバーやネットワークなど、システムの土台を作って守る仕事です。銀行や通販サイトのように、夜中も止められないシステムがありますよね。

そうしたシステムを見守るために、夜も誰かが画面の前にいる必要があるんです。

夜の仕事内容の例夜に行う理由
運用監視監視の画面でサーバーやネットワークの状態を見守るシステムは24時間動いているため
一次対応異常の合図が出た時に、手順書に沿って確かめる夜中でも早く気づいて手を打つため
メンテナンス作業機器の入れ替えや設定の変更使う人が少ない夜のほうが影響が小さいため
障害対応止まったシステムを担当者と一緒に直す起きた時間に関係なく対応が必要なため

夜勤があるのは主に「運用・保守」の仕事

インフラエンジニアの仕事は、大きく分けると、システムを作る設計・構築と、動いているシステムを守る運用・保守があります。夜勤が多いのは、主に運用・保守の側です。

設計や構築の仕事でも、夜のメンテナンスの時に作業へ入ることがあります。ただ、毎週決まった夜勤があるというより、作業の日だけ夜に入る形が多くなります。

運用監視の夜勤の1晩の流れ

監視、一次対応、エスカレーション、報告の4つをくり返す

運用監視の夜勤は、画面で状態を見守り、異常があれば手順書に沿って確かめ、自分で直せないものは担当者に連絡し、最後に記録と報告をまとめる流れです。

『夜中に何をしているの?』と気になる方のために、運用監視の夜勤の1晩の流れを、一例として時刻表にしてみました。時間や手順は職場ごとに違います。

時刻(例)主な仕事
20時ごろ日勤のチームから引き継ぎ。気になる機器や予定の作業を聞く
20時〜0時監視の画面で状態を見守る。定期の確認作業
0時〜2時予定されたメンテナンス作業の立ち会いや手順の実行
2時〜4時交代で休憩。起きている人は監視を続ける
4時〜7時監視と定期の確認。夜の出来事を記録にまとめる
7時〜9時朝のチームへ引き継ぎ。報告を出して終業
インフラエンジニアの運用監視の夜勤で監視・一次対応・エスカレーション・報告をくり返す1晩の流れの図解

異常の合図が出た時の動き方

夜勤の中で大事なのが、異常の合図が出た時の動き方です。一般的には、次のような順番で動きます。

異常の合図が出た時の流れ(一般的な例)
  1. 合図の内容を確かめ、本当に異常かを見る(監視)
  2. 手順書に沿って、決められた確認や再起動などを行う(一次対応)
  3. 手順書の範囲で直らなければ、担当のエンジニアに連絡する(エスカレーション)
  4. 何が起きて、何をしたかを記録し、朝のチームに伝える(報告)

担当者に連絡する時は、例えばこんな伝え方ができます。

「2時10分にWebサーバーの応答がない合図が出ました。手順書どおり再起動しましたが戻っていません。指示をお願いします」

何が起きて、何を試したかを先に伝えると、担当者がすぐ動けます。

夜のメンテナンス作業の進め方

夜のメンテナンス作業は、使う人が少ない時間に、決められた手順で進めます。一般的には、作業の前に手順書を読み合わせ、終わった後に元どおり動いているかを確かめます。

『作業中にうまくいかなかったらどうするの?』と不安になりますよね。多くの場合、うまくいかなかった時に元に戻す手順も先に決めておきます。分からない手順があれば、作業の前に聞いておくのが安心です。

夜勤で覚える仕事が経験になる

監視の夜勤は、手順書に沿った仕事が中心です。ただ、障害の対応に立ち会ったり、メンテナンスの手順を見たりすることで、システムの仕組みを少しずつ覚えていけます。

『監視だけで力がつくのかな』と思う方もいるかもしれません。分からなかったことを記録して後で調べる習慣があると、夜勤の時間がそのまま勉強の時間になりますよ。

交代制とオンコールの違い

交代制は「夜に職場で働く」、オンコールは「夜に呼ばれたら対応する」

インフラエンジニアの夜の働き方には、交代で夜に職場で監視する交代制と、ふだんは家にいて呼び出しがあった時だけ対応するオンコールがあります。

『求人に「オンコールあり」と書いてあるけど、夜勤とは違うの?』という方もいますよね。2つの違いを表にしてみました。

比べる点交代制の夜勤オンコール
夜にいる場所職場(監視の拠点など)ふだんは家など
夜の仕事監視と一次対応を続ける呼び出しがあった時だけ対応する
多い職場運用監視のチーム設計・構築や保守の担当
生活リズム夜型の日が決まって入る当番の日は夜も連絡に備える
深夜割増22時〜5時の勤務に付く実際に対応した時間の扱いは職場の決まりによる
インフラエンジニアの夜の働き方の交代制とオンコールの違いを比べた図解

交代制の組み方

交代制には、日勤と夜勤の2つで回す2交代制と、日勤・準夜勤・深夜勤の3つで回す3交代制があります。2交代制の夜勤は長い時間になることが多いのが特徴です。

詳しくは2交代制と3交代制の違いで紹介しています。

オンコールの待機の時間はどう考える?

労働基準法第34条では、休憩は自由に使える時間とされています。呼ばれたらすぐ対応しなければならない待機は、休憩ではなく労働時間として扱われることがあります。

オンコールの待機がどう扱われるかは、職場の決まりによって違います。分からない時は、会社の人事・労務の担当や労働基準監督署(総合労働相談コーナー)に相談できます。

交代制の夜勤のよいところ
  • 夜勤の日と休みの日がはっきり分かれる
  • 22時〜5時の勤務には深夜割増が付く
  • 先輩と一緒に障害の対応を経験しやすい
オンコールで負担を感じやすいところ
  • 当番の日は、夜も連絡に備える必要がある
  • 呼び出しの回数は日によって違う
  • 休みの日でも気が休まらないと感じる人もいる

未経験からインフラエンジニアの夜勤に入る道

運用監視から入り、経験を積んで次の仕事へ

未経験からインフラエンジニアを目指す場合、運用監視の仕事から入って、手順書に沿った対応を覚えながら経験を積む道があります。

『未経験からインフラエンジニアになるなら、最初は夜勤がついて回るの?』という相談はよく見られます。

結論から言うと、運用監視は未経験OKの求人も見られる仕事で、夜勤を含むシフトになっていることがあります。ただ、夜勤のない運用の仕事もあるので、求人の勤務時間で確かめてみてください。

未経験から入る流れの例
  1. サーバーやネットワークの基礎を本や講座で学ぶ
  2. 運用監視などの未経験OKの求人に応募する
  3. 監視と一次対応の手順を覚え、夜勤を含むシフトに入る
  4. 障害の対応やメンテナンスに立ち会い、仕組みを覚える
  5. 保守や構築など、次の仕事に挑戦する

夜勤の働き方が合いやすい人

運用監視の夜勤が合うかどうかの目安を表にしてみました。

こんな人は合いやすさの目安
決まった手順をきちんと守れる合いやすい
分からないことを人に聞ける合いやすい
静かな時間に画面を見守るのが苦にならない合いやすい
昼の予定を大切にしたい夜勤のない仕事も候補に
体を動かしていないと眠くなる休憩の取り方を工夫したい

合わない点があっても、工夫や仕事の選び方で調整できることは多いです。自分に合う働き方を探してみてください。

応募の時に確かめたいこと

求人で確かめたいこと
  • 夜勤があるか。月に何回くらいか
  • 交代制か、オンコールか
  • 夜勤の時間帯と休憩の取り方
  • 夜勤のない仕事に移れる道があるか
  • 研修の内容と期間

インフラエンジニアの夜勤でよくある相談

よく見られる相談

「夜勤なしを希望するのはだめか」「テレワークはできないのか」「慣れないうちの体調管理が難しくないか」という相談がよく見られます。

夜勤なしを希望するのはだめ?

『インフラエンジニアで夜勤なしを希望するのは、わがままかな』という相談があります。

夜勤のない仕事を希望すること自体は、まったくおかしなことではありません。夜勤のない運用の仕事や、設計・構築の仕事もあります。

面接では、例えばこんな伝え方ができます。

「生活の事情で、夜勤のない働き方を希望しています。オンコールの当番は、回数によって相談させてください」

できることとできないことを先に伝えておくと、入ってからのすれ違いが減ります。

夜勤があっても趣味の活動は続けられる?

『夜勤があると、バンド活動のような趣味は続けられないのでは』という相談もあります。

交代制の夜勤は、シフトが早めに分かれば、休みの日や夜勤のない日に予定を入れやすい面もあります。シフトがいつ決まるのか、希望を出せるのかを面接で聞いておくと、予定を立てやすくなりますよ。

テレワークは無理だと思ったほうがいい?

監視の仕事は、職場の監視の拠点で行うことが多い一方、テレワークで対応できる仕事もあります。どこまで在宅でできるかは、職場の決まりや扱うシステムによって違います。

自宅で夜に働く方法は在宅の夜勤の仕事でも紹介しています。

慣れないうちの体調管理が難しい

『夜勤に慣れるまで、体調管理が難しいのでは』と心配する声もあります。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、夜勤中の仮眠が仕事の効率の改善につながるとされています。0〜4時に始める20〜50分の仮眠が、眠気や疲労の改善に役立ったという報告もあります。

眠気の対策は夜勤が眠い時の対策で紹介しています。体調に不安が続く時は、医療機関に相談してみてください。

ほかの夜勤の仕事と比べたい時は

画面を見守る夜の仕事としては、夜間受付のコールセンターの夜勤もあります。IT以外の工場や倉庫の夜勤も比べたい時は、派遣会社に相談する方法もあります。夜勤や未経験OKといった条件で探せるのが便利なところです。

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よくある質問

インフラエンジニアは全員夜勤がありますか?

全員にあるわけではありません。夜勤が多いのは主に運用監視などの運用・保守の仕事で、設計・構築の仕事では作業の日だけ夜に入る形もあります。求人の勤務時間で確かめてみてください。

インフラエンジニアの夜勤にも深夜割増は付きますか?

雇われて働く場合は、労働基準法第37条第4項で、22時から5時までの勤務に25%以上の割増賃金が付きます。最新の制度は厚生労働省のサイトで確かめておくと安心です。

オンコールと夜勤は何が違いますか?

夜勤は夜に職場で監視や対応を続ける働き方で、オンコールはふだんは家などにいて、呼び出しがあった時だけ対応する働き方です。

インフラエンジニアの夜勤は月に何回くらいですか?

職場のシフトの組み方によって違います。交代制の運用監視では決まった回数の夜勤が入ることがあり、オンコールでは当番の日だけ夜に連絡に備えます。応募の前に、夜勤やオンコールの当番が月に何回くらいかを確かめておきましょう。

未経験でもインフラエンジニアの夜勤に入れますか?

運用監視などの未経験OKの求人では、手順書に沿った仕事を覚えてから夜勤を含むシフトに入る形があります。研修の内容と期間を面接で確かめておきましょう。

まとめ

この記事の要点
  • インフラエンジニアの夜勤は、運用監視・夜のメンテナンス作業・障害対応が中心
  • 運用監視の夜勤は、監視・一次対応・エスカレーション・報告をくり返す流れ
  • 夜の働き方には、職場で働く交代制と、呼ばれたら対応するオンコールがある
  • 未経験からは運用監視で経験を積み、次の仕事へ進む道がある
  • 夜勤のない働き方を希望するなら、求人の勤務時間と面接で確かめる
夜勤ガイド

夜勤ガイド 編集部

夜勤の仕事の種類や探し方、深夜手当や休憩のルール、介護・工場・コンビニなど業種別の働き方、夜勤明けの過ごし方まで、夜勤で働く人と夜勤を始めたい人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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