公務員の夜勤がある仕事|職種一覧と当直・交替制の仕組み

公務員の夜勤がある仕事と当直・交替制の仕組みを紹介する記事のアイキャッチ

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『公務員って、役所で朝から夕方まで働くイメージだけど、夜勤がある仕事もあるの?』と気になっている方も多いはずです。

結論から言うと、公務員の夜勤がある仕事はけっこうあります。人の安全や暮らしを夜も止められない仕事ほど、夜の勤務が組まれているんです。

この記事では、夜勤のある公務員の仕事を一覧で見たうえで、当直と交替制勤務の違いと、目指す前に確かめたいことが分かります。

目次

公務員で夜勤がある仕事の一覧

先に結論

夜勤がある公務員の仕事は、治安・防災・矯正・海の安全・医療・生活のインフラを支える仕事が中心です。どれも「夜に止まると困る仕事」と考えると分かりやすいですよ。

公務員の夜勤と聞いて、まず警察官や消防士を思い浮かべる方が多いですよね。実はそれ以外にも、夜の勤務がある仕事はいくつもあります。

この記事では、夜に勤務がある主な仕事を、役割ごとにまとめてみました。勤務の形は、機関や配属先によって違います。

役割主な仕事夜の勤務のイメージ
治安を守る警察官(交番・警察署・通信指令)交替制で夜の警らや110番の対応
火事や救急に備える消防士・救急隊員当番の日は署で待機し、出動に備える
施設の中を守る刑務官・法務教官交替で収容者の見回りや見守り
海の安全を守る海上保安官船の上や基地で交代で見張り
国の守りに就く自衛官当直や警衛などの夜の勤務
医療を支える公立病院の看護師・医師・検査の職員2交代・3交代や当直
暮らしの設備を動かす水道局の浄水場・清掃工場など自治体の施設設備を止めないための交替勤務

自衛官の夜の勤務は自衛隊の夜勤(当直・警衛)で詳しく紹介しています。

夜勤がある公務員の仕事を役割ごとに分けた一覧の図解
郵便局は今は公務員ではありません

夜の区分作業がある郵便局は、今は会社(日本郵便)の仕事で、働く人は公務員ではありません。仕事内容は郵便局の夜勤で紹介しています。

当直と交替制勤務はどう違う?

待機が中心か、ふだんの仕事を夜もするか

当直は、夜間に何かあった時に備えて待機するのが中心の勤務です。交替制勤務は、昼と同じ仕事を夜も続けるために、人を入れ替えて回す勤務です。

公務員の夜勤の求人や採用案内を見ると、「当直」「宿直」「交替制勤務」「当番」といった言葉が出てきます。『全部同じ夜勤じゃないの?』と思いますよね。

実は、言葉によって夜の過ごし方がかなり違うんです。

当直・宿直
  • 夜間の連絡や急な出来事に備えて待機する
  • ふだんの仕事を夜もするわけではない
  • 日中の勤務の後に入る形もある
交替制勤務
  • 昼と同じ仕事を夜も続ける
  • 日勤と夜勤などを順番に回す
  • 夜の勤務の後は休みの日が入ることが多い

当直の考え方

民間では、労働基準法第41条に宿日直の仕組みがあります。監視や断続的な仕事で労働基準監督署の許可(宿日直許可)を受けると、労働時間などの規定の扱いが変わります。

公立病院の医師の当直などは、この仕組みとの関係でよく話題になります。医師の当直の仕組みは医者の夜勤と当直の違いで紹介しています。

交替制勤務の考え方

警察官や刑務官、病院の看護師などは、交替制勤務で夜を回すことが多い仕事です。日勤、夜の勤務、休みの日を、順番に組み合わせていきます。

交替制勤務の回し方を、順番だけの例で表にしてみました。時間や日数は書いていないので、イメージとして見てみてください。

順番(例)その日の過ごし方
1日目日勤。昼の仕事をして夕方に帰る
2日目夜の勤務。夕方以降に出勤し、翌朝まで働く
3日目明け。朝に引き継ぎをして帰り、昼に眠る
4日目休み。生活のリズムを戻す

実際の組み方は、職場ごとにかなり違います。2交代と3交代の違いは2交代制と3交代制の違いを見てみてください。

当直と交替制勤務の夜の過ごし方の違いを比べた図解

民間の夜勤と比べて違うところ

『民間の夜勤と何が違うの?』と思う方もいますよね。一番の違いは、勤務の形や手当が、会社ごとの決まりではなく、国や自治体の決まりで組まれている点です。

そのため、同じ職種なら、民間よりも勤務の組み方が職場ごとにそろっていることが多いです。一方で、異動で配属先が変わると、夜勤の有無や形が変わることもあります。

勤務の時間や回数は機関ごとに違います

同じ職種でも、何時から何時までか、月に何回あるかは、国の機関か自治体か、配属先はどこかで変わります。この記事では仕組みだけを紹介しているので、具体的な時間・手当・人数は各機関の公式の採用案内で確認してみてください。

職種ごとに夜の仕事の中身を見てみよう

「夜に何をしているか」で選ぶと迷いにくい

同じ夜勤でも、外を回る仕事、待機して出動する仕事、建物の中を見守る仕事、設備を見張る仕事と、中身はさまざまです。

『夜勤があるのは分かったけど、実際の夜は何をしているの?』という方のために、職種ごとに一般的な夜の過ごし方を紹介しますね。

警察官の夜

交番や警察署では、夜も人が交代で勤務しています。夜の警らや、届けや相談の受付、通報があった時の対応などが中心です。

通信指令の部署では、夜間の110番の通報を受けて、現場の警察官に伝える仕事もあります。

消防士・救急隊員の夜

消防士は、当番の日は消防署で待機しながら、訓練や設備の点検をして出動に備えます。夜中でも、火事や救急の通報があればすぐに出動します。

夜に出動がなければ、交代で仮眠をとる形が一般的です。

刑務官・法務教官の夜

刑務所や少年院などの施設では、夜も収容されている人の安全を見守る必要があります。夜の見回りや、決められた時刻の確認などを交代で行います。

海上保安官の夜

海の事故や事件は、時間を選ばずに起こります。巡視船の上では、交代で見張りに立つ勤務があります。

公立病院と自治体の施設の夜

公立病院では、看護師が2交代や3交代で病棟を守り、医師や検査の職員が当直に入ります。病院の夜勤全体は病院の夜勤で紹介しています。

水道局の浄水場や清掃工場など、止められない設備がある職場では、技術系の職員が交替で設備の運転や見張りをします。

公務員の夜勤を目指す前に確かめたいこと

夜勤の形と、自分の生活が合うかを先に考える

公務員の夜勤は、試験に受かって配属されてから始まります。入ってから「思っていた夜勤と違った」とならないよう、勤務の形を先に調べておくのがおすすめです。

公務員の仕事は、試験の勉強に時間がかかりますよね。だからこそ、夜勤の中身を知ったうえで目指すと、入った後のギャップが小さくなります。

受験や応募の前に確かめたいこと
  • 夜の勤務が当直か、交替制勤務か
  • 配属先によって夜勤がない部署もあるか
  • 夜の勤務の後に休みの日がどう入るか
  • 仮眠の時間や場所があるか
  • 手当の仕組みが採用案内にどう書かれているか

説明会では、例えばこんなふうに聞くと答えてもらいやすいですよ。

「配属されたばかりの頃は、夜の勤務はどんな形で入ることが多いですか」

夜勤がある公務員の仕事が合いやすい人

夜の勤務が合うかどうかは、仕事の内容だけでなく、生活の形とも関係します。自分に当てはまるものを数えてみてください。

当てはまること合いやすい仕事の例
体を動かしているほうが眠くなりにくい警察官・消防士・海上保安官
決まった手順を落ち着いて守るのが得意刑務官・法務教官
機械や設備のことに興味がある浄水場・清掃工場などの技術系
人の体調の変化に気づくのが得意公立病院の看護師など
平日の昼に用事を済ませたい交替制で平日に休みが入る仕事

当てはまるものが多い仕事から調べ始めると、試験の種類も絞りやすくなります。

体のリズムの整え方も考えておく

どの職種でも、夜の勤務が入ると昼に眠る日が出てきます。厚生労働省の睡眠ガイドでは、0時から4時に始める20分から50分の仮眠が、眠気や疲れを和らげると紹介されています。

仮眠のとり方や明けの日の過ごし方は、仕事を始める前から少しずつ考えておくと楽になります。体調に不安がある時は、医療機関に相談してみてください。

公務員の夜勤でよくある相談

よく見られる相談

「夕方から翌朝まで働く公務員の仕事は何か」「国家公務員で夜勤がある仕事はほかにあるか」「技術系で夜勤のある職場に配属されるか」「公務員から夜勤の仕事に転職するとどう見られるか」という相談がよく見られます。

夕方から翌朝まで働く公務員の仕事は何?

『夕方に出勤して翌朝に帰る公務員を見かけたけど、何の仕事?』という相談があります。

これは交替制勤務の夜の番か、当直の形のどちらかであることが多いです。警察官、刑務官、病院の看護師、消防士など、いくつもの職種で考えられます。

国家公務員で、刑務官と法務教官のほかに夜勤がある仕事は?

国の仕事では、海上保安官や自衛官にも夜の勤務があります。国立の病院や研究施設などでも、交替や当直の仕組みがある職場があります。

どの職種も採用の条件が違うので、自分が受けられる試験から調べてみてください。

技術系で受かったら、浄水場や清掃工場の夜勤に回る?

『技術系で受けたいけど、水道局や清掃工場に配属されたら夜勤になるの?』という相談もあります。

設備を止めない職場では交替勤務があることが多いです。ただ、配属先や異動の仕方は自治体ごとに違うので、説明会や採用案内で聞いておくのが確実です。

公務員から民間の夜勤の仕事に移ると、どう見られる?

『公務員を辞めて夜勤の仕事に移ったら、何かあったと思われないかな』と不安になる方もいます。

夜勤は、生活のリズムや収入、家族との時間の合わせ方など、本人の理由で選ばれている働き方です。面接では、なぜ夜の仕事を選んだかを自分の言葉で伝えられれば十分です。例えば、こんな言い方ができます。

「昼の時間を家族のために使いたくて、夜の勤務がある仕事を選びました」

事務の仕事をしてきたけど、夜勤の体力はどうつける?

『ずっと事務の仕事だったから、夜勤に体がついていけるか心配』という相談もあります。いきなり体力をつけようとするより、夜に起きている生活に少しずつ慣らしていくほうが続けやすいです。

例えば、次のような準備から始めてみてください。

  • 毎日決まった時間に歩いて、立っている時間に慣れる
  • 夜勤の前に仮眠をとる練習をしておく
  • 明けの日に眠るための部屋を、暗く静かにしておく

最初は回数の少ない夜勤や、短い時間の夜の仕事から試すのも一つの方法です。眠気への備えは、勤務の前から意識しておくと楽になりますよ。

夜勤の仕事全体を知りたい時は夜勤とは?も参考にしてみてください。警備の夜勤を考えている方は警備の夜勤も合わせてどうぞ。

公務員の試験を待たずに夜の仕事を始めたい時は、工場や倉庫の夜勤を扱う派遣会社に相談する方法もあります。夜勤や未経験OKといった条件で探せるのが便利なところです。

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よくある質問

公務員の夜勤がある仕事にはどんなものがありますか?

警察官、消防士、刑務官、法務教官、海上保安官、自衛官、公立病院の看護師や医師、水道局や清掃工場などの技術系の職員が代表的です。勤務の形は機関や配属先で違います。

公務員の夜勤の時間や手当はいくらですか?

何時から何時までか、手当がどう付くかは、国か自治体か、職種や配属先によって違います。各機関の公式の採用案内で確認してみてください。

当直と夜勤は同じ意味ですか?

当直は、夜間に何かあった時に備えて待機するのが中心の勤務です。夜勤は、ふだんの仕事を夜も続ける勤務を指すことが多く、言葉の使い方は職場によって少し違います。

公務員の夜勤の仕事に就くには、どうすればいいですか?

職種ごとに、国や自治体が行う採用試験を受けるのが基本です。受けられる年齢や学歴の条件は職種で違うので、各機関の公式の採用案内で確かめてみてください。

公務員でも夜勤のない部署はありますか?

同じ職種でも、配属先によって夜の勤務がない部署もあります。受験の前に、説明会や採用案内で配属のされ方を聞いておくと安心です。

まとめ

この記事の要点
  • 公務員の夜勤がある仕事は、治安・防災・矯正・海の安全・医療・設備の仕事が中心
  • 当直は待機が中心、交替制勤務はふだんの仕事を夜も続ける勤務
  • 時間・手当・人数は機関ごとに違うので、各機関の公式の採用案内で確認する
  • 目指す前に、夜の勤務の形と配属のされ方を調べておく
夜勤ガイド

夜勤ガイド 編集部

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