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『警備の夜勤って、夜中にずっと立っているのかな?それとも仮眠できるの?』と気になっている方も多いはずです。
結論から言うと、警備の夜勤は、建物を守る施設警備か、夜間の道路工事などで車や人を誘導する交通誘導かで、仕事の中身も休み方も大きく変わります。
この記事を読めば、2つの夜の警備の違いと、施設警備の1晩の流れ、未経験から現場に出るまでの流れが分かります。
警備の夜勤は施設警備と交通誘導の2つに分かれる
夜の警備の仕事は、ビルや商業施設などで巡回・監視・出入りの管理をする施設警備と、夜間の道路工事などで車や歩行者を誘導する交通誘導の2つが中心です。
警備の求人を見ると、「施設警備」「交通誘導」「雑踏警備」などいろいろな言葉が出てきますよね。夜勤の求人で多いのは、主に施設警備と交通誘導の2つです。
- 施設警備: オフィスビル、商業施設、マンション、病院などで、巡回・監視・出入りの管理をする
- 交通誘導: 夜間の道路工事や建物の工事の現場で、車や歩行者を安全に誘導する
施設警備の夜勤は「建物を守る」仕事
施設警備の夜勤は、閉館した後の建物を守る仕事です。決まった時間に館内を回り、扉の施錠や設備の異常がないかを確かめます。
防災センターなどでモニターを見る時間や、夜間の出入りの受付もあります。
交通誘導の夜勤は「工事の現場の安全を守る」仕事
道路の工事は、車の少ない夜間に行われることがあります。交通誘導の夜勤は、そうした現場で誘導灯を持ち、車や歩行者に安全に通ってもらう仕事です。
外に立っている時間が長く、天気の影響を受けやすいのが特徴です。
施設警備と交通誘導の夜間の仕事を比べると
交通誘導は屋外で立って誘導する時間が長く、施設警備は巡回と監視をくり返す仕事です。仮眠の時間があるかどうかも、仕事の種類や現場によって違います。
『自分にはどっちが合うの?』という方のために、夜の2つの警備を表で比べてみました。現場ごとに違うので、一般的な例として見てみてください。
| 比べる点 | 施設警備の夜勤 | 交通誘導の夜勤 |
|---|---|---|
| 働く場所 | 建物の中と敷地のまわり | 工事の現場(道路など屋外) |
| 主な仕事 | 巡回、モニターでの監視、出入りの管理 | 誘導灯での車や歩行者の誘導 |
| 体の使い方 | 歩く時間と座る時間がある | 立っている時間が長い |
| 天気の影響 | 屋内が中心で受けにくい | 雨や寒さの中で働く |
| 仮眠 | 長い勤務では仮眠の時間がある現場も | 工事の時間に合わせた勤務が多い |
| 現場 | 同じ建物に通うことが多い | 日によって現場が変わることも |
交通誘導の夜勤の流れの例
交通誘導の夜勤は、工事の時間に合わせて動きます。例えば、こんな流れです。時間は現場ごとに違います。
| 時刻(例) | 主な仕事 |
|---|---|
| 20時ごろ | 集合。工事の内容と誘導の位置を打ち合わせる |
| 21時〜 | 工事の始まりに合わせて、誘導の位置につく |
| 21時〜翌1時 | 車や歩行者を誘導する。交代で休憩 |
| 1時〜5時 | 誘導を続け、工事の終わりに合わせて片付け |
| 5時ごろ | 規制を外し、現場の責任者に報告して終了 |
『夜中ずっと立っていられるかな』と心配な方は、交代の休憩がどう組まれているかを面接で聞いておくと安心です。

- 同じ場所で落ち着いて働きたい
- 決まった手順を守るのが得意
- 屋内での仕事がいい
- 体を動かしているほうが眠くならない
- 現場が変わるのが苦にならない
- 夜の工事の時間に合わせて働きたい
施設警備の夜勤の1晩の流れと仮眠の扱い
施設警備の夜勤は、引き継ぎの後に巡回と監視をくり返し、深夜に仮眠や休憩の時間をはさんで、朝の開館の準備までを行うのが一般的な流れです。
『夜中はどんなふうに過ごすの?』と気になる方のために、施設警備の夜勤の1晩の流れを、一例として時刻表にしてみました。時間や順番は現場ごとに違います。
| 時刻(例) | 主な仕事 |
|---|---|
| 18時ごろ | 日中の警備員から引き継ぎ |
| 18時〜21時 | 夜間の出入りの受付、残っている人の確認 |
| 21時〜22時 | 閉館後の巡回。施錠と消灯の確認 |
| 22時〜1時 | 防災センターでの監視、2回目の巡回 |
| 1時〜5時 | 交代で仮眠・休憩。起きている人は監視 |
| 5時〜7時 | 朝の巡回、開錠の準備 |
| 7時〜9時 | 出入りの受付、日中の警備員への引き継ぎ |
巡回の時に気をつけていること
巡回は、ただ歩いて回るだけではありません。決まった場所で、次のようなことを確かめていきます。
- 扉や窓がきちんと閉まって、鍵がかかっているか
- 消し忘れた照明や、動いたままの機械がないか
- 水もれや焦げたにおいなど、ふだんと違う様子がないか
- 残っている人がいないか
気になることがあれば、その場で記録して、決められた連絡先に伝えます。例えば、こんな報告です。
「3階の東側の非常口の扉が少し開いていたので、閉めて施錠しました。ほかは異常ありません」
何を見つけて、何をしたかを短く伝えるのがコツです。
仮眠の時間は「休憩」になる?
警備の夜勤で気になるのが、仮眠の時間の扱いです。
労働基準法第34条では、労働時間が6時間を超える場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩を、労働時間の途中に与えることになっています。休憩は自由に使える時間とされています。
そのため、仮眠中でも警報が鳴ったらすぐ対応しなければならない状態だと、休憩ではなく労働時間として扱われることがあります。
また、労働基準法第41条では、監視や断続的な仕事で労働基準監督署の許可を受けたものには、労働時間・休憩・休日の規定が当てはまりません。自分の勤務がどの扱いになっているかは、就業規則や雇用契約で確かめておきましょう。
休憩と仮眠の考え方は夜勤の休憩と仮眠のルールで詳しく紹介しています。分からない点は、会社の人事・労務の担当や労働基準監督署(総合労働相談コーナー)に相談できます。
- 夜は何人で入るか。1人の現場か
- 仮眠の時間と場所、仮眠中の対応のルール
- 巡回の回数と、1回にかかる時間
- 困った時の連絡先と、駆けつけの体制
- 始まりと終わりの時間に電車が動いているか
夜の通勤の工夫は夜勤の通勤で紹介しています。
新任教育から現場に出るまでの流れ
警備の仕事は、採用された後に新任教育を受けてから現場に出ます。警備業法施行規則の改正(2019年8月30日)で、新任教育は20時間以上と決まっています。
『警備の仕事は未経験だけど、いきなり夜の現場に立つの?』と心配になりますよね。
警察庁や都道府県警の案内によると、2019年8月30日の警備業法施行規則の改正で、新任教育は20時間以上(以前は30時間以上)、現任教育は年度ごとに10時間以上になりました。オンラインでの講義もできるようになっています。
- 求人で施設警備か交通誘導か、夜勤の時間帯を確かめる
- 面接を受けて、採用が決まる
- 新任教育(20時間以上)を受ける
- 現場で先輩と一緒に入り、巡回の順路や手順を覚える
- 慣れてから夜勤の担当に入る

現場で覚えること
新任教育の後は、配属される現場ごとのルールを覚えていきます。例えばこんなことです。
- 巡回の順路と、確かめる場所
- 鍵の管理と、施錠の確かめ方
- 警報が鳴った時の対応の順番
- 夜間の出入りの受付の手順
最初は覚えることが多くて大変ですが、施設警備は同じ現場に通うことが多いので、回数を重ねるうちに流れがつかめてきます。
夜勤明けの過ごし方も考えておく
施設警備の夜勤は、朝に終わって帰る形が多いです。『帰ったらすぐ寝ていいの?』と迷う方もいますよね。
帰ってから眠る時は、部屋を暗くして、起きる時間をだいたい決めておくと、次の勤務に向けてリズムを整えやすくなります。夜勤明けの過ごし方は夜勤明けの過ごし方で詳しく紹介しています。
夜勤明けに予定を詰め込みすぎて、眠る時間が短くなることです。明けの日は、眠る時間を先に確保してから予定を入れるようにしましょう。
警備の夜勤でよくある相談
「女性でも一人現場の夜勤はあるか」「待機の時間に勉強してもいいか」「警備会社をかけもちしてもいいか」「月に数回の夜勤バイトでも続けられるか」という相談がよく見られます。
女性でも施設警備の夜勤はできる?一人現場はある?
施設警備の夜勤を女性で考えている、という相談があります。女性が働いている現場もあり、1人で入る現場か複数で入る現場かは、現場ごとに違います。
応募の前に、夜は何人で入るのか、困った時にどう連絡するのかを確かめておきましょう。安全のための確認ポイントは女性の夜勤の仕事でも紹介しています。
待機の時間に資格の勉強をしてもいい?
『マンションの夜勤の待機中に、試験の勉強をしたい』という相談もあります。
これは現場のルール次第です。監視の時間は勤務中の大事な仕事なので、私物の本やスマホの扱いを決めている現場もあります。面接で「待機中の過ごし方に決まりはありますか」と聞いておくのが確実です。
昼と夜で警備会社をかけもちしてもいい?
別の会社でかけもちすること自体は、それぞれの会社のルールで認められていればできます。まずは両方の就業規則を確かめておきましょう。
労働基準法第38条では、事業場が違っても労働時間は通算することになっています。働き方の注意点は夜勤のダブルワークで紹介しています。
予定がある日の夜勤を頼まれたら断ってもいい?
『急に夜勤をお願いされたけど、先に予定がある時は断ってもいいの?』という相談もあります。
シフトが決まる前の依頼であれば、予定があることを伝えて相談するのは自然なことです。例えば、こんな伝え方ができます。
「その日は先に予定が入っていて難しいです。別の日なら入れますが、いかがですか」
代わりに入れる日を添えると、相手も調整しやすくなりますよ。
月に数回の夜勤バイトでも続けられる?
『月に5回くらい、夜の警備に入ってみたい』という相談もあります。施設警備でも交通誘導でも、回数を相談できる会社はあります。
回数が少ない時は、そのたびに生活リズムを切り替えることになります。夜勤の前に仮眠をとる、明けの日は無理をしない、といった工夫で楽になりますよ。60代からの働き方はシニアの夜勤求人で紹介しています。
公務員の仕事にも夜の勤務があるものがあり、気になる方は公務員の夜勤がある仕事も参考にしてみてください。
警備以外の夜勤も比べたい時は、工場や倉庫の夜勤を扱う派遣会社に相談する方法もあります。夜勤や未経験OK、日払いといった条件で探せるのが便利なところです。
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よくある質問
警備の夜勤は未経験でもできますか?
未経験からでも始められる仕事です。採用された後に新任教育(20時間以上)を受けてから現場に出るので、基本の知識はそこで学べます。
施設警備の夜勤では仮眠できますか?
長い勤務の現場では、交代で仮眠の時間をとるところもあります。仮眠中の対応のルールや、休憩として扱われるかどうかは現場や契約で違うので、応募の前に確かめておきましょう。
警備の夜勤にも深夜割増は付きますか?
労働基準法第37条第4項で、22時から5時までの間に働いた時間には、通常の賃金の25%以上の割増賃金が付きます。最新の制度は厚生労働省のサイトで確かめておくと安心です。
施設警備の夜勤は1人で入りますか?
現場によって違います。大きな建物では複数人で入って交代で仮眠をとることがあり、小さな建物では1人で入る現場もあります。応募の前に、夜は何人で入るのかを確かめておきましょう。
交通誘導の夜勤は雨の日も行いますか?
工事が行われるかどうかで変わります。雨で工事が中止になる場合の連絡の方法や、その時の扱いは会社ごとに違うので、事前に確かめておきましょう。
まとめ
- 警備の夜勤は、建物を守る施設警備と、工事の現場で誘導する交通誘導の2つが中心
- 施設警備は巡回と監視をくり返し、深夜に仮眠や休憩をはさむ流れが多い
- 仮眠中もすぐ対応しなければならない時は、労働時間として扱われることがある
- 警備の仕事は、新任教育(20時間以上)を受けてから現場に出る
- 応募前に、夜の人数・仮眠のルール・連絡の体制を確かめる





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