夜勤と日勤の違い|給料・生活リズム・向き不向きを比べる

日勤と夜勤の違いを給料・生活リズム・向き不向きで比べる記事のアイキャッチ

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今の仕事を続けるか、夜勤のある仕事に変えるか。日勤と夜勤のどちらで働くか迷っている方も多いですよね。

結論から言うと、夜勤と日勤の違いは「手当」と「眠る時間」の2つが大きく、どちらが合うかは暮らしの事情で決まります。給料だけで選ぶと、あとで生活のほうが合わなくなることもあるんです。

この記事を読めば、5つの軸での違いと、事情別にどちらが合うかの目安、交互に働く時の工夫が分かります。

目次

夜勤と日勤の違いは?まずは時間帯と手当

先に結論

日勤は朝から夕方、夜勤は夕方や夜から翌朝にかけて働く勤務です。いちばん大きな違いは、22時〜5時に働いた分に法律で25%以上の割増賃金がつくことです。

『夜勤のほうが給料がいいって聞くけど、何がどう違うの?』と思いますよね。まずは基本の違いを表にしてみました。

比べる点日勤夜勤
働く時間帯(例)8時30分〜17時30分など22時〜翌6時、16時〜翌9時など
深夜割増ふつうはつかない22時〜5時の分は25%以上
夜勤手当なし会社によって1回ごとにつくことがある
眠る時間夜昼(明けの日)
健康診断1年以内ごとに1回深夜業に常時つく人は6か月以内ごとに1回

深夜割増は、労働基準法第37条第4項で決まっているルールです。一方、「夜勤手当」は会社ごとに決めるもので、あるかどうかも金額も職場によって違います。

2つの違いは夜勤手当とはで、深夜割増の計算は深夜手当の計算方法で紹介しています。夜勤そのものの基本は夜勤とはにまとめています。

日勤と夜勤がある職場の多くは「交代制」

日勤と夜勤の両方がある職場では、交代制で24時間を回していることが多いです。代表的なのが2交代制と3交代制です。

交代の形勤務の分け方夜勤の長さの目安
2交代制日勤と夜勤の2つ16時間前後になることが多い
3交代制日勤・準夜勤・深夜勤の3つそれぞれ8時間前後

同じ「夜勤あり」でも、2交代制と3交代制では1回の長さがかなり違います。詳しくは2交代制と3交代制の違いで紹介しています。

5つの軸で比べる日勤と夜勤

先に結論

給料は夜勤、生活の合わせやすさは日勤に分があることが多いです。ただ、自由な時間や人間関係は、人によっては夜勤のほうが楽だと感じることもあります。

『給料以外にも、何か違いがあるのかな』という方のために、5つの軸で日勤と夜勤を比べてみました。

給料・体の負担・自由な時間・人間関係・仕事の忙しさの5つの軸で、日勤と夜勤の違いを比べた図解
軸日勤夜勤
給料基本の賃金が中心深夜割増と、会社によっては夜勤手当が上乗せ
体の負担夜に眠れるのでリズムを保ちやすい昼に眠るので、眠る環境づくりが要る
自由な時間夕方以降と土日(職場による)平日の昼や明けの日の午後
人間関係人が多く、相談しやすい人が少なく、関わる人が限られる
仕事の忙しさ来客・電話・会議などで動きが多い落ち着いた時間と忙しい時間の差が大きい

給料:夜勤は「上乗せ」が増える

同じ時給なら、夜勤のほうが深夜割増のぶん多くもらえます。時給1,200円の場合(例)、22時〜5時に働いた1時間あたり300円以上が上乗せになる計算です。

ただ、夜勤の回数や長さは職場で違うので、月の給料がどれくらい変わるかは求人票の条件で比べるのが確実です。

体の負担:夜勤は眠る工夫がカギ

夜勤では、昼に眠ることになります。部屋が明るかったり、外の音が気になったりして、眠りが浅くなることもありますよね。

遮光カーテンや耳栓などで、昼でも夜に近い部屋をつくると眠りやすくなります。眠りや体調に不安が続く時は、医療機関に相談してみてください。

自由な時間:夜勤は平日の昼が空く

夜勤の明けの日や休みの日は、平日の昼に動けます。役所・銀行・病院など、平日の昼しか開いていない用事を片付けやすいのは夜勤のいいところです。

一方で、家族や友達と夜や週末の予定を合わせにくくなることも。どちらの時間が自分にとって大事かを考えてみましょう。

人間関係:夜勤は人が少ない

夜勤は働く人の数が少ないので、関わる人が限られます。『人付き合いに疲れやすい』という方には、気が楽だと感じられることもあるんです。

ただ、人が少ないぶん、困った時に1人で判断する場面もあります。夜の連絡先や相談の方法は、働き始める前に確かめておきましょう。

例えば、面接でこんなふうに聞いておくと、夜の様子がつかみやすくなります。

「夜勤の時間に困ったことがあったら、誰に連絡すればいいですか?」

「夜勤は何人で入ることが多いですか?」

一人で働く時間が長い職場の備えは、一人夜勤が不安な時でも紹介しています。

仕事の忙しさ:夜勤は波がある

日勤は、来客や電話、ほかの部署とのやりとりで動きが多くなりがちです。夜勤は全体として落ち着いていることが多いものの、夜の前半と明け方に作業が集まる職場もあります。

『夜勤は暇そう』と思って入ると、思ったより忙しいと感じることもあります。1晩の流れを面接で聞いておくと安心ですよ。

職場によって日勤と夜勤の中身も変わる

同じ職場でも、日勤と夜勤では仕事の中身が変わることがよくあります。代表的な職場で、よくある違いを例にしてみました。

職場日勤でよくある仕事夜勤でよくある仕事
工場生産ラインの作業・打ち合わせラインの作業の続き・点検
倉庫入荷の受け入れ・出荷翌朝に向けた仕分け・ピッキング
コンビニレジ・品出し検品・品出し・清掃
介護施設入浴・食事・レクリエーション見守り・排せつの介助・朝の準備
病院検査・処置・面会の対応見回り・急な対応・朝の準備

『夜勤は昼と同じ仕事を夜にするだけ』と思っていると、イメージと違うこともあります。業種ごとの夜勤の仕事は夜勤の仕事の種類で紹介しています。

暮らしの事情別:日勤と夜勤、どちらが合う?

先に結論

どちらが合うかは、家族・副業・学業など、暮らしの事情で変わります。自分の事情に近い行を見て、合いやすい働き方の目安にしてみてください。

給料や体の負担だけでなく、毎日の暮らしにどう組み込めるかで考えると、選びやすくなります。事情別の判定表を作ってみました。

家族・副業・学業などの暮らしの事情ごとに、日勤と夜勤のどちらが合いやすいかを示した判定表の図解
暮らしの事情合いやすい働き方理由と確かめたいこと
小さな子どもがいて、夜は家にいたい日勤夜の寝かしつけの時間に家にいられる
子どもが学校にいる昼に休みたい夜勤昼に眠れて、夕方に家にいられる
家族が日中に介護を受けている職場と家族で相談夜に家を空けられるかを家族と決める
昼に本業があり、副業を探している夜勤(週1〜2回)本業と労働時間が通算されるので回数を控えめに
平日の昼に学校がある学生夜勤(週末中心)18歳未満は22時〜5時に働けない
資格の勉強に昼の時間を使いたい夜勤明けの日の午後に勉強の時間をつくれる
毎日同じ時間に眠りたい日勤生活リズムを一定に保ちやすい

小学校に入る前の子どもを育てている人や、家族を介護している人は、育児・介護休業法で深夜の労働を免除してもらうよう会社に請求できます。対象になる条件や手続きは、会社の人事に確かめてみてください。

副業で夜勤をする時は、労働基準法第38条で本業と労働時間が通算されます。働きすぎにならないよう、回数は控えめから始めるのがおすすめです。詳しくは夜勤の副業で紹介しています。

判定に迷った時のセルフチェック
  • 昼に眠れる部屋をつくれるか
  • 家族が昼に眠る時間を分かってくれるか
  • 夜や週末の予定を減らしても困らないか
  • 平日の昼に使いたい時間があるか
  • 夜の帰り道や行き帰りの手段があるか

扶養の範囲で働く人は深夜割増も年収に入る

家族の扶養の範囲で働きたい方は、夜勤の深夜割増も収入に含まれる点に気をつけておきましょう。深夜割増は賃金なので、同じ時間だけ働いても、夜勤のほうが年収が増えやすいんです。

健康保険の扶養は、年間の収入130万円未満が目安とされています。夜勤に変えると、思ったより早くこの目安に近づくこともあります。詳しくは夜勤パート・バイトと扶養で紹介しています。

当てはまる項目が多いほど、夜勤の暮らしに合いやすいはずです。夜勤に向いているかは夜勤に向いている人の特徴でも詳しくチェックできます。

日勤と夜勤を交互にする働き方の工夫

先に結論

日勤と夜勤を交互にする働き方では、勤務が変わる時の眠り方を決めておくと、体の負担を軽くしやすくなります。

『日勤と夜勤を繰り返していると、体がついていかない』という声はよく聞きます。勤務時間帯が変わる働き方なので、そう感じるのは自然なことなんです。

厚生労働省の睡眠ガイドでは、週1〜2回ほど夜勤が入る働き方の工夫として、次のような方法が紹介されています。

週1〜2回の夜勤の明けの過ごし方(睡眠ガイドの紹介例)
  1. 夜勤明けも朝から午前中に日の光を浴びる
  2. 帰ってすぐには眠らず、夕方以降に普段より少し長めに眠る
  3. 翌朝は、日勤の日と同じ時刻に起きる
  4. できれば、夜勤中は強い照明を避ける

この方法は、日勤の生活リズムを大きく崩さないための工夫です。夜勤の回数がもっと多い場合は、睡眠不足が深刻になる可能性があるので注意が要るとされています。

切り替わりの前後の過ごし方(例)

日勤から夜勤へ切り替わる日は、いつもと同じように朝起きて、そのまま夜に働くと長い時間起きていることになります。切り替わりの前後に、短い仮眠をはさむのが1つの方法です。

タイミング過ごし方の例ねらい
夜勤の前日いつもより少し遅めに寝る夜に起きている準備
夜勤の日の午後出勤前に短めの仮眠を取る夜勤中の眠気を減らす
夜勤中0〜4時に20〜50分の仮眠(取れる職場なら)明け方の眠気を減らす
夜勤明け午前中に光を浴び、夜に長めに眠る日勤のリズムに戻す

睡眠ガイドでも、夜勤前の仮眠や夜勤後の仮眠が有効という報告があるとされています。自分に合う組み合わせを、何回か試しながら見つけてみてください。

夜勤中の仮眠も味方にする

同じガイドでは、0〜4時に始める20〜50分間の仮眠が、眠気や仕事の効率の改善に役立つという報告も紹介されています。長すぎる仮眠は、起きたあとにぼんやりしやすいとも言われています。

勤務と勤務の間を空ける

勤務と勤務の間にしっかり休むことも、工夫の1つとして挙げられています。日勤の翌日にすぐ夜勤が入るようなシフトが続く時は、間を空けられないか職場に相談してみましょう。

夜勤明けの過ごし方は夜勤明けの過ごし方で詳しく紹介しています。

日勤から夜勤へ、夜勤から日勤へ変える時

先に結論

勤務の形を変える時は、お金と暮らしの両方の変化を先に書き出しておくと、あとで「こんなはずじゃなかった」を減らせます。

日勤から夜勤に変える人もいれば、夜勤から日勤に戻る人もいますよね。それぞれ、変わる点を表にしてみました。

変え方増えやすいこと減りやすいこと
日勤から夜勤へ深夜割増・平日の昼の時間夜や週末の家族との時間
夜勤から日勤へ夜の睡眠・家族と過ごす夜深夜割増・夜勤手当の分の収入

特に夜勤から日勤に戻る時は、手当のぶん収入が減ることがあります。毎月の支出と比べて、無理のない範囲か確かめておきましょう。

よくある失敗

夜勤の求人を時給の高さだけで選び、帰りの手段や眠る環境を考えずに始めてしまう失敗はよくあります。始める前に、行き帰りと昼の睡眠の準備ができるかを確かめておきましょう。

夜勤から日勤に戻してもらいたい時の伝え方

「期間を決めて夜勤に入ったのに、なかなか日勤に戻れない」という相談もよく聞きます。言い出しにくいですが、早めに相談したほうが職場もシフトを組み直しやすいんです。

日勤に戻してもらう相談の進め方
  1. 夜勤に入った時の約束(期間や条件)をメモやメールで確かめる
  2. 戻りたい理由と、戻りたい時期を決める
  3. 上司に時間を取ってもらい、落ち着いて伝える
  4. 話した内容と返事を、日付と一緒に記録しておく

伝える時は、例えばこんな言い方があります。

「最初は3か月の約束で夜勤に入りました。来月から日勤に戻していただくことはできますか?」

それでも話が進まない時や、契約の内容と違う扱いが続く時は、会社の人事・労務担当や、労働基準監督署の総合労働相談コーナーに相談してみてください。

夜勤のある仕事を探すなら

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いくつかの方法で求人を見比べて、時間と条件が暮らしに合うものを選んでみてください。

日勤と夜勤でよくある相談

先に結論

日勤と夜勤の相談は「応募の時にどう伝えるか」「夜勤だけで働きたい」「交代勤務の負担」に集まりやすいです。

ここでは、日勤と夜勤について働く人からよく聞く相談を、内容を一般化して紹介します。

日勤で応募したいのに「夜勤はできますか」と聞かれた

日勤と夜勤がある職場に日勤で応募したら、面接で夜勤ができないか聞かれて困った、という相談はよくあります。

『断ったら落とされるかも』と不安になりますよね。ただ、できないことを「できます」と言うと、あとで自分が苦しくなります。

伝える時は、理由と「できる範囲」をセットにすると角が立ちにくいです。例えば、こんな言い方があります。

「家庭の事情で、夜勤は難しいです。その分、日勤でしたら土日も入れます。」

日勤と夜勤がある職場で、夜勤だけにしてもらいたい

日勤と夜勤を交互にするより、夜勤だけで働きたいと職場に伝えていいか迷う、という相談もあります。

夜勤だけに固定する「夜勤専従」という働き方を取り入れている職場もあります。生活リズムを一定にしたい理由を添えて、上司に相談してみるとよいでしょう。

「リズムを一定にしたいので、夜勤だけで入ることはできますか?」

夜勤専従の仕組みは夜勤専従とはで紹介しています。

1週間ごとに日勤と夜勤が入れ替わる働き方は大丈夫?

日勤と夜勤を1週間ごとに交代する働き方は、体の負担が少ないのか気になる、という相談もあります。

感じ方は人によって違いますが、勤務が切り替わる最初の数日は、体を合わせるのに時間がかかることが多いです。切り替わりの前日に眠る時間を少しずつずらすなど、自分なりの合わせ方を探してみてください。

体調の不調が続く時は、無理をせず医療機関に相談しましょう。

スキマバイトで日勤と夜勤を続けて入れてもいい?

スキマバイトアプリ(タイミーなど)で、同じ日に日勤と夜勤を続けて入れても大丈夫か、という相談もあります。

『短時間ずつなら平気かな』と考えがちですよね。ただ、別の職場で働く場合でも、労働基準法第38条で労働時間は通算されます。

続けて長く働くと、休む時間が少なくなって眠気も出やすくなります。体を休める時間をしっかり取れる組み方にしておきましょう。単発の夜勤の探し方はスキマバイトアプリで夜勤を探すで紹介しています。

よくある質問

夜勤と日勤では給料はどれくらい違いますか?

22時〜5時に働いた分には25%以上の深夜割増がつくので、同じ時給なら夜勤のほうが多くなります。会社によっては、別に夜勤手当がつくこともあります。具体的な差は、求人票の条件で比べてください。

日勤と夜勤を交互にするのは法律的に問題ありませんか?

交代制の働き方そのものは、多くの職場で取り入れられています。勤務の時間や休憩は就業規則で決められているので、気になる時は会社の人事や労働基準監督署の総合労働相談コーナーに相談してみてください。

夜勤から日勤に戻ることはできますか?

職場によって違います。異動や勤務の変更のルールは就業規則や雇用契約で決まっていることが多いので、まずは上司や人事に相談してみましょう。

夜勤と日勤、未経験から始めやすいのはどちらですか?

どちらにも未経験から始めやすい仕事はあります。夜勤は人が少ない時間なので、最初は日勤で仕事を覚えてから夜勤に入る職場もあります。研修の流れを面接で聞いておくと安心です。

子育て中でも夜勤はできますか?

できる方もいますが、家族の協力や昼に眠る時間の確保が大切です。小学校に入る前の子どもを育てている人は、育児・介護休業法で深夜の労働の免除を請求できる場合があります。

まとめ

この記事の要点
  • 夜勤と日勤の大きな違いは、22時〜5時の25%以上の割増と、眠る時間帯
  • 給料は夜勤、生活の合わせやすさは日勤に分があることが多い
  • どちらが合うかは、家族・副業・学業など暮らしの事情で決める
  • 交互に働く時は、明けの過ごし方と仮眠の取り方を決めておく
  • 勤務を変える時は、お金と暮らしの変化を先に書き出しておく
夜勤ガイド

夜勤ガイド 編集部

夜勤の仕事の種類や探し方、深夜手当や休憩のルール、介護・工場・コンビニなど業種別の働き方、夜勤明けの過ごし方まで、夜勤で働く人と夜勤を始めたい人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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