夜勤の仕事の種類|業種別の仕事内容と働き方一覧

夜勤の仕事の種類を5つの系統で紹介する記事のアイキャッチ

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夜勤の仕事を探してみたものの、種類が多すぎて、どれが自分に合うのか分からないという方も多いですよね。

結論から言うと、夜勤の仕事は「人の世話」「ものづくりと物流」「お店」「移動」「インフラと見守り」の5系統に分けると、ぐっと選びやすくなります。系統ごとに、体の使い方や人との関わり方が大きく違うんです。

この記事を読めば、夜勤の仕事の種類と仕事内容、必要な資格、自分に合う系統の見つけ方が分かります。

目次

夜勤の仕事は5つの系統に分けると分かりやすい

先に結論

夜勤の仕事は、夜も止められない理由によって5つの系統に分けられます。「誰のために夜に動くのか」で分けると、仕事内容と向き不向きが見えやすくなります。

『夜勤といえばコンビニか工場でしょ』と思っている方もいるかもしれません。実は、夜勤のある仕事はもっと幅広いんです。

夜も人が働いているのは、そこに「夜も止められない理由」があるからです。その理由で分けたのが、次の5系統です。

系統夜も止められない理由代表的な仕事
人の世話夜も見守りや介助が要る人がいる介護施設・病院・グループホーム
ものづくりと物流機械を止めない・翌朝までに届ける工場・倉庫・宅配の仕分け・郵便の区分
お店夜もお客さんが来る・朝の準備があるコンビニ・飲食店・ホテル・カラオケ・ガソリンスタンド
移動夜に運ぶ・夜に人を乗せるトラックの夜間配送・タクシー
インフラと見守り建物やシステムを夜も守る警備・システムの運用監視・コールセンター
夜勤の仕事を人の世話・ものづくりと物流・お店・移動・インフラと見守りの5系統に分けた図解

夜勤そのものの時間帯や深夜手当の基本は、夜勤とは?時間帯・深夜手当・働き方の基本でまとめています。

5系統の仕事内容と働き方を一覧で比べる

先に結論

同じ夜勤でも、必要な資格、体の負担、人と関わる量は系統ごとに大きく違います。まずは一覧で全体を見て、気になる系統を2つほどに絞るのがおすすめです。

ここが、この記事でいちばん大事なところです。5系統を、仕事内容・資格・体の負担・人との関わりの4つで並べてみました。

系統主な仕事内容必要な資格の例体の負担の特徴人との関わり
人の世話見守り・排せつの介助・体位の変換・記録未経験から始められる職場もある。介護の研修や資格があると幅が広がる移乗などで体を使う。夜は少ない人数で動く多い(利用者さん・同僚)
ものづくりと物流組立・検査・機械の操作・仕分け・ピッキング・梱包多くは不要。フォークリフトの免許などがあると幅が広がる立ち作業や同じ動きのくり返し少なめ(決まったメンバー)
お店レジ・品出し・清掃・調理・フロント対応多くは不要。ガソリンスタンドは危険物取扱者がいる体制が要る立ち仕事と動き回る作業多め(お客さん)
移動夜間の配送・長距離の輸送・お客さんを乗せる運転運転免許。タクシーは第二種運転免許長時間の運転と荷物の積み下ろし少なめから中くらい
インフラと見守り巡回・出入りの管理・システムの監視・電話の受付警備は採用後の新任教育。監視は職場による歩く巡回や座っての監視など少なめから中くらい

一覧の見方のコツ

表を見て、『体を動かすのは平気だけど、人と話すのは少なめがいい』のように、自分の条件を2つほど決めてみてください。そうすると、候補の系統が自然に絞れてきます。

例えば、人と関わるのが好きなら「人の世話」か「お店」、黙々と作業したいなら「ものづくりと物流」か「インフラと見守り」が候補になります。

職場ごとの違いも大きい

同じ系統でも、職場によって仕事の量や人数は違います。一覧はあくまで傾向なので、気になる仕事は求人票と面接で中身を確かめておきましょう。

どの系統でも共通する夜勤のルール

ここがポイント

夜勤の仕事では、22時から5時の深夜手当、18歳未満は原則として深夜に働けないこと、深夜業に就く人の健康診断の3つは、どの系統でも共通のルールです。

『業種が違えば、ルールも全部違うの?』と思う方もいますよね。実は、労働基準法などで決まっているルールは、どの夜勤の仕事にも共通しているんです。

共通のルール内容根拠
深夜手当22時から5時の労働に2割5分以上の割増賃金労働基準法第37条第4項
年齢の制限18歳未満は原則として22時から5時に働けない労働基準法第61条
休憩6時間を超えたら45分以上、8時間を超えたら1時間以上労働基準法第34条
健康診断深夜業に常時就く人は6か月以内ごとに1回労働安全衛生規則第45条

18歳になれば高校生でも夜勤はできる?

労働基準法第61条では、満18歳に満たない人を午後10時から午前5時までの間に働かせてはいけないと決まっています。18歳になれば、高校生でも法律上の年齢の制限はなくなります。

ただし、学校の校則や都道府県の条例、保護者の考えも確かめておきましょう。詳しくは高校生は夜勤できる?で紹介しています。

深夜手当の計算のイメージ

例えば時給1,200円(例)の人が、22時から5時までの7時間働いた場合、割増分は1,200円×0.25×7時間で2,100円になります。数字はあくまで例なので、実際の条件は求人票で確かめてください。

手当の書き方は求人ごとに違う

求人票では「深夜手当」と「夜勤手当」が別々に書かれていることがあります。夜勤手当は法律で決まった手当ではなく、職場ごとに付け方が違うので、面接で中身を確かめておきましょう。

最新のルールは厚生労働省のサイトで確認できます。

系統ごとに見る夜勤の仕事の中身

先に結論

夜勤の仕事内容は、日中とは少し違います。夜は「見守る・準備する・まとめて片付ける」仕事が中心になりやすく、日中より静かな時間が長い職場も多いです。

ここからは、系統ごとに夜勤の仕事の中身を見ていきます。『夜って実際は何をしているの?』という疑問に答えていきますね。

人の世話(介護・病院)

介護施設の夜勤では、利用者さんの見守りと巡回、排せつの介助、体位の変換、記録などが中心です。夕方の申し送りから朝の申し送りまでを受け持つ、16時間前後の長い夜勤の職場も多いです。

介護職員初任者研修は130時間のカリキュラムで、介護の基本を学べます。無資格から始める人もいますが、無資格で介護に直接携わる職員は、採用後1年以内に認知症介護基礎研修を受けることになっています。

詳しくは介護の夜勤とは?仕事内容と1日の流れで紹介しています。病院の夜勤は病院の夜勤の記事も参考になります。

ものづくりと物流(工場・倉庫・仕分け)

工場の夜勤では、組立や検査、機械の操作などを交代制で受け持つことが多いです。倉庫や宅配の仕分けでは、翌朝の配達に間に合うように、夜のうちに荷物を仕分けたり、棚から集めたりします。

決まった作業をくり返すことが多いので、慣れると自分のペースをつかみやすい仕事です。工場の働き方は工場の夜勤、倉庫の仕事は倉庫の夜勤バイトで詳しく書いています。

お店(コンビニ・飲食・ホテル・ガソリンスタンド)

コンビニの夜勤で一般的に多いのは、商品の検品と品出し、清掃、フライヤーの片付けなどです。夜はお客さんが少ない時間もあり、その間に翌朝の準備を進めます。

ホテルの夜勤は、夜間のフロント対応や館内の見回りなどが中心です。セルフのガソリンスタンドでは、危険物取扱者の資格を持つ人が、お客さんの給油を監視して許可する操作を受け持ちます。

コンビニの1晩の流れはコンビニの夜勤で、ホテルの夜勤はホテルの夜勤バイトで紹介しています。

移動(ドライバー・タクシー)

夜間の配送や長距離の輸送では、夜のうちに荷物を運び、朝までに届けます。トラックのドライバーには、厚生労働省の「改善基準告示」で拘束時間や休息期間のルールが決まっています。

タクシーで客を乗せて運賃をもらう運転には、第二種運転免許が要ります。夜の仕事の流れは夜勤ドライバーの仕事と求人とタクシーの夜勤で詳しく紹介しています。

インフラと見守り(警備・運用監視・コールセンター)

警備の夜勤には、ビルや商業施設の巡回・監視・出入りの管理をする施設警備と、夜間の道路工事などでの交通誘導があります。警備の仕事は未経験でも、採用後に20時間以上の新任教育を受けてから現場に出ます。

システムの運用監視やコールセンターの夜間受付は、座って画面や電話に向き合う時間が長い仕事です。詳しくは警備の夜勤で紹介しています。

系統ごとの1晩のイメージ

同じ夜勤でも、忙しくなる時間帯は系統ごとに違います。だいたいのイメージを表にしてみました。時間帯は職場によって違うので、あくまで例として見てください。

系統夜の前半深夜明け方
人の世話夕食や就寝の介助で忙しい巡回と介助、交代で仮眠起床と朝食の介助で再び忙しい
ものづくりと物流作業の段取りと持ち場の確認作業のペースが安定しやすい片付けと次の組への引き継ぎ
お店帰宅途中のお客さんの対応検品・品出し・清掃朝のお客さんに向けた準備
移動荷物の積み込みと出発運転と休息届け先での荷下ろし
インフラと見守り引き継ぎと最初の巡回定時の巡回や監視日勤への報告

『ずっと忙しいのは苦手』という方は、深夜に落ち着きやすい系統を選ぶのも1つの考え方です。逆に、『暇な時間があると眠くなる』という方は、動き続ける仕事の方が合うこともあります。

自分に合う夜勤の仕事の見つけ方

先に結論

自分に合う夜勤の仕事は、「体の使い方」「人との関わり」「働き方の形」の3つの好みで絞り込むと見つけやすいです。迷ったら、短い期間で試せる働き方から始める方法もあります。

ここまで読んで、『どれも良さそうで、かえって迷う』という方もいるはずです。そんな時は、次のチェックで自分の好みを確かめてみてください。

自分の好みを知るチェック
  • 体を動かす仕事と、座っている仕事のどちらが得意か
  • 人と話すのが好きか、黙々と作業したいか
  • 決まった手順をくり返すのが苦にならないか
  • 資格を取ってから始めたいか、まず働きながら覚えたいか
  • 夜勤だけで働きたいか、日勤と交代で働きたいか
自分に合う夜勤の仕事を体の使い方と人との関わりの好みから絞り込む考え方を示した図解

好み別の候補の例

チェックの結果から、候補になりやすい系統をまとめました。

好み候補になりやすい系統
体を動かしたい・黙々と作業したいものづくりと物流
人と話すのが好きお店・人の世話
座っている時間が長い方がいいインフラと見守り(運用監視・コールセンター)
運転が好き・一人の時間が欲しい移動
資格を活かしたい・取りたい人の世話・移動・お店(ガソリンスタンド)

目的別のさらに細かい選び方は、夜勤のおすすめの仕事|目的別に選ぶ職種の比べ方で紹介しています。

夜勤だけで働きたい人は

交代制ではなく夜勤だけで働きたい方は、「夜勤のみ」「夜勤専従」の求人を探すことになります。どの職種で夜勤だけの働き方が多いかは、夜勤のみの仕事の探し方で詳しく紹介しています。

夜勤の仕事でよくある相談

先に結論

夜勤の仕事を始めた人の悩みは、「いつ寝て、いつ食べるか」「夜型の生活にどう慣れるか」「体への負担が心配」の3つに集まりやすいです。眠り方と食事の時間を先に決めておくと、ぐっと楽になります。

ここでは、夜勤の仕事についてよく寄せられる相談を一般化して答えていきますね。

相談1 夜勤の仕事を始めたけど、いつ寝ていつ食べればいい?

初めての夜勤では、『眠る時間も食事の時間も、全部ずれてしまって分からない』という方が多いです。最初に1日の流れを決めてしまうのがコツです。

例えば、22時から翌朝までの夜勤なら、こんな流れが1つの例になります。

時刻(例)過ごし方
朝に退勤軽く食べて、明るい光をなるべく浴びずに帰る
午前から昼過ぎ暗く静かな部屋でまとめて眠る
夕方起きて、しっかりめの食事をとる
出勤前家のことを済ませ、必要なら短い仮眠
夜勤中の深夜軽めの夜食と、休憩時間の仮眠

昼の眠り方は夜勤前後の寝方で詳しく紹介しています。

相談2 夜型の生活リズムにうまく慣れない

夜勤が決まって、夜型の生活にしたいのに上手くいかない、という相談もよく届きます。慣れるまでに時間がかかるのは、ごく自然なことなんです。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、光には体内時計を調整する働きがある一方で、1日に動かせるのは数分から数時間程度とされています。いきなり合わせようとせず、眠れる時間をこまめに確保するくらいで大丈夫です。

同じガイドでは、夜勤中の0〜4時に始める20〜50分の仮眠で、眠気や疲れが改善したという報告も紹介されています。

相談3 夜勤のある仕事は体に悪いのでは?

『夜勤の仕事って、やっぱり体に負担がかかるのかな』と心配になる方もいますよね。だからこそ、深夜業に常時就く人には6か月以内ごとに1回の健康診断を行うことが、労働安全衛生規則で決まっています。

健康診断を受けて結果を確かめ、眠り方を整えることが、長く続けるための土台になります。仕組みは夜勤の健康診断は年2回?で紹介しています。体調に不安がある時は、医療機関に相談してください。

相談4 夜勤がつらいけど、辞めると生活が心配

『夜勤は大変だけど、辞めたら暮らしていけない』と悩みながら働いている方もいます。そう感じるのは、無理をして頑張っている証拠なんです。

いきなり辞めるか続けるかの2択にしなくても大丈夫です。夜勤の回数を減らせないか相談する、同じ系統で体の負担が少ない職場に移る、といった道もあります。

つらさの原因ごとの見直し方は、夜勤がつらいと感じたらで紹介しています。

夜勤の仕事の探し方

先に結論

夜勤の仕事は、ハローワークや求人サイトで「夜勤」の条件を付けて探すのが基本です。工場や倉庫など交代制の仕事は、派遣会社の求人から探す方法もあります。

『どこで探すのがいいの?』と迷う方も多いですよね。探し方ごとの特徴を表にまとめました。

探し方向いている人気をつけたいこと
ハローワーク地元で探したい人・相談しながら決めたい人窓口の時間に合わせて行く必要がある
求人サイトいろいろな系統を広く比べたい人「夜勤」で絞れるか確かめる
派遣会社工場・倉庫などで条件を相談しながら選びたい人派遣先ごとに仕事の流れが違う
お店の求人・採用サイト働きたい店や会社が決まっている人店舗ごとに条件が違うことがある

求人票で確かめたいポイントは、夜勤の求人の探し方で詳しく紹介しています。

工場・倉庫の夜勤を探すなら

ものづくりと物流の系統は、派遣会社の求人から探す人も多い分野です。例えばランスタッドの製造・軽作業の求人サイトでは、組立・検査・仕分け・ピッキング・ドライバーなどの求人を、「夜勤」「未経験OK」「寮完備」「送迎あり」などの条件で絞り込めます。

勤務の時間帯や交代の形を担当者に聞きながら選べるので、初めての夜勤でも相談しやすいですよ。

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夜勤の求人を条件で探す

製造・倉庫・軽作業・ドライバーなどの求人を、「夜勤」「日払いOK」「寮完備」「未経験OK」といった条件で絞り込んで探せます。派遣・短期・単発・正社員など働き方もいろいろ。気になる求人の仕事内容と時間帯を確かめてみましょう。

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求人の内容・条件は時期によって変わります。最新の情報は公式サイトで確認してください。

よくある質問

夜勤の仕事にはどんな種類がありますか?

介護や病院などの人の世話、工場や倉庫などのものづくりと物流、コンビニやホテルなどのお店、ドライバーなどの移動、警備や運用監視などのインフラと見守りの5系統に分けると分かりやすいです。

資格がなくてもできる夜勤の仕事はありますか?

あります。工場・倉庫・コンビニなどは、資格がなくても始められる求人が多いです。介護も未経験から始められる職場がありますが、無資格の人は採用後1年以内に認知症介護基礎研修を受けることになっています。

夜勤の仕事は何歳からできますか?

労働基準法第61条で、18歳未満は原則として22時から5時に働けません。18歳になれば、高校生でも法律上の年齢の制限はなくなります。

人と話すのが苦手でもできる夜勤の仕事はありますか?

工場や倉庫の作業、システムの運用監視などは、決まったメンバーで黙々と作業する時間が長い傾向です。職場によって違うので、面接で仕事の進め方を聞いてみてください。

夜勤の仕事は、交代制と夜勤だけのどちらが多いですか?

工場や病院、介護施設などは日勤と夜勤を交代で回す職場が多い一方、夜勤だけを担当する「夜勤専従」の求人もあります。どちらの形かは求人票の勤務形態の欄で確かめてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 夜勤の仕事は、人の世話・ものづくりと物流・お店・移動・インフラと見守りの5系統に分けられる
  • 系統ごとに、必要な資格・体の負担・人との関わりが大きく違う
  • 深夜手当・18歳の年齢制限・休憩・健康診断は、どの系統でも共通のルール
  • 体の使い方と人との関わりの好みで、候補の系統を2つほどに絞ると選びやすい
  • 探し方は、ハローワーク・求人サイト・派遣会社などを目的で使い分ける
夜勤ガイド

夜勤ガイド 編集部

夜勤の仕事の種類や探し方、深夜手当や休憩のルール、介護・工場・コンビニなど業種別の働き方、夜勤明けの過ごし方まで、夜勤で働く人と夜勤を始めたい人の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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