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求人で「夜勤専従」という言葉を見かけて、普通の夜勤と何が違うのか気になっている方も多いですよね。
結論から言うと、夜勤専従は日勤に入らず、夜勤だけを担当する働き方です。介護施設や病院で多く、月の回数・休み・収入・体の管理を自分で組み立てやすいのが特徴です。
この記事を読めば、夜勤専従の仕組みと月の回数の考え方、向いている人と求人の探し方が分かります。
夜勤専従とは?普通の夜勤とどう違う?
夜勤専従は「夜勤しか入らない」と決めて雇われる働き方です。日勤と夜勤を交代で回す交代制とは違い、寝る時間と起きる時間を毎回そろえやすいのが大きな違いです。
『夜勤のある仕事と夜勤専従って、同じじゃないの?』と思う方もいるはずです。ここは言葉が似ているので、混ざりやすいところなんです。
夜勤のある仕事の多くは、日勤と夜勤を交代で回す「交代制」です。一方で夜勤専従は、最初から夜勤だけを受け持つ人として働きます。
交代制との違いを表で比べると
| 比べる点 | 交代制(日勤と夜勤) | 夜勤専従 |
|---|---|---|
| 入る勤務 | 日勤・夜勤(準夜勤など)を交代で | 夜勤だけ |
| 寝る時間帯 | 勤務ごとに変わりやすい | 毎回そろえやすい |
| 月の勤務日数 | 多め | 夜勤の回数に合わせて少なめになりやすい |
| 雇用形態 | 正社員が中心 | 正社員・パート・派遣とさまざま |
| 多い職場 | 病院・介護施設・工場など | 介護施設・病院・ホテルなど |
2交代と3交代の違いは2交代制と3交代制の違いで詳しく紹介しています。交代制の組み方を知っておくと、夜勤専従の良さも見えやすくなりますよ。
呼び方は職場によってさまざま
求人では「夜勤専従」のほか、「夜勤のみ」「夜勤専任」「夜間専従」などの書き方も見かけます。どれも夜勤だけを担当する働き方を指すことが多いです。
夜勤専従でも、16時間前後の長い夜勤の職場もあれば、22時から翌朝7時ごろまでの短めの夜勤(ショート夜勤)の職場もあります。時間帯の定義は施設ごとに違うので、求人票の就業時間の欄で確かめておきましょう。
夜勤そのものの基本は、夜勤とは?時間帯・深夜手当・働き方の基本でまとめています。
夜勤専従の月の回数はどう決まる?
夜勤専従の月の回数は、1回の夜勤の長さと、職場が使っている労働時間の制度で決まります。正社員なら変形労働時間制の枠の中で、パートなら本人の希望と契約で決まることが多いです。
『夜勤専従って、月に何回くらい入るものなの?』というのが、一番気になるところですよね。回数は職場によって違うので、ここでは考え方の筋道を紹介します。
正社員の場合は「月の労働時間の枠」で考える
労働基準法第32条は、休憩を除いて1週40時間・1日8時間を超えて働かせてはいけないと定めています。ただ、16時間前後の夜勤は、1か月単位の変形労働時間制などを使って組まれることが多いです。
変形労働時間制では、1か月を平均して週40時間以内に収まるように勤務を組みます。目安の計算は「週40時間×その月の日数÷7」です。
| 計算の例(あくまで例) | 内容 |
|---|---|
| 30日の月の枠 | 40×30÷7で約171時間 |
| 1回の夜勤の労働時間 | 例えば休憩を除いて14時間の場合 |
| 計算上の回数 | 約171時間÷14時間で12回前後 |
これは時間外労働を含めない場合の、あくまで計算上の目安です。実際の回数は、職場の就業規則や雇用契約で決まります。
パート・アルバイトの場合は「自分の希望」で決まりやすい
パートやアルバイトの夜勤専従は、「月に何回入りたいか」を応募時に相談できることが多いです。週1回だけ、月に数回だけ、という入り方を受け入れている職場もあります。
例えば面接では、こんなふうに聞いてみると話がスムーズですよ。
「月に何回くらいから入れますか。最初は少なめで始めて、慣れたら増やすこともできますか」
- 1回の夜勤が何時から何時までか
- 休憩と仮眠の時間がどれくらいあるか
- 月の回数の下限と上限が決まっているか
- 回数を増やしたい時、減らしたい時の相談先は誰か
- 社会保険や扶養の範囲に収まるかどうか
扶養の範囲で働きたい方は、深夜手当も年収に含まれる点に注意が必要です。詳しくは夜勤パート・バイトと扶養の記事で紹介しています。
4つの視点で見る夜勤専従の働き方
夜勤専従は「月の回数」「休みの取り方」「収入の考え方」「体の管理」の4点を最初に決めておくと、続けやすい働き方になります。どれかを後回しにすると、無理が出やすくなります。
実は、夜勤専従で続けている人は、この4つを自分なりに決めていることが多いんです。順番に見ていきましょう。

1. 月の回数
前の章で紹介したとおり、回数は勤務の長さと契約で決まります。大事なのは「入れるだけ入る」ではなく、体が回復できる回数にしておくことです。
2. 休みの取り方
夜勤専従では、夜勤の翌日が「明け」になり、そのあとに休みが続く形が多いです。例えば、夜勤と明けのあとに休みを1日挟むと、生活が落ち着きやすくなります。
『夜勤を連続で入れて、まとめて休みたい』という方もいるでしょう。連続で入る時は、1回目と2回目の間にどれくらい眠れるかを先に計算しておくと安心です。
夜勤と明けと休みを組み合わせた1週間の例を、表にしてみました。時刻や並びはあくまで例です。
| 曜日 | 勤務 | 過ごし方の例 |
|---|---|---|
| 月 | 夜勤(夕方から) | 昼に少し仮眠してから出勤する |
| 火 | 明け | 朝に退勤し、帰って昼過ぎまで眠る。夕方からは家のことを |
| 水 | 休み | 朝は少しゆっくり起き、日中は用事や趣味に使う |
| 木 | 夜勤(夕方から) | 午前中は家で過ごし、出勤前に仮眠を取る |
| 金 | 明け | 帰って眠り、夜は早めに休む |
| 土 | 休み | 家族や友人と予定を合わせやすい日 |
| 日 | 休み | 次の夜勤に向けて、夜ふかし気味に過ごす人も |
この例だと、夜勤は週2回でも、明けを含めて過ごし方を決めておくことで、生活が落ち着きやすくなります。『休みの日に何をするか』まで決めておくのが、夜勤専従を長く続けるコツなんです。
夜勤の翌日の明けは、勤務が朝まで続いた日なので、休日とは別に数えるのが一般的です。求人票の「年間休日」や「月の休み」に明けが含まれているかは、面接で確かめておくと安心ですよ。
3. 収入の考え方
夜勤専従の収入は、主に「基本の賃金」「深夜手当」「夜勤手当」の組み合わせで決まります。深夜手当は、労働基準法第37条第4項で、午後10時から午前5時までの労働に2割5分以上の割増を払う決まりです。
夜勤手当は法律で決まった手当ではなく、職場ごとに金額や付け方が違います。違いは夜勤手当とは?深夜手当との違いで詳しく書いています。
| 収入の内訳 | 決まり方 | 確かめる場所 |
|---|---|---|
| 基本の賃金 | 時給・日給・月給など契約しだい | 求人票の賃金欄 |
| 深夜手当 | 22時〜5時の労働に25%以上の割増(法律) | 給与明細の割増賃金の欄 |
| 夜勤手当 | 1回ごとの定額など職場しだい | 求人票の手当欄・面接 |
計算例で見ると、例えば時給1,200円(例)の人が22時から5時まで7時間働いた場合、割増分は1,200円×0.25×7時間で2,100円になります。数字はあくまで例なので、実際の条件は求人票で確かめてください。
4. 体の管理
夜勤専従は寝る時間をそろえやすい分、休みの日の過ごし方で体のリズムが崩れやすいところがあります。休日に昼型の生活へ戻すか、夜型のまま過ごすかを決めておくと、迷いが減ります。
夜勤専従は深夜業に当たるので、職場は6か月以内ごとに1回の健康診断を行うことになっています。眠り方の工夫と健康診断をセットで考えると、長く続けやすくなります。
『夜勤ばかりで、体は大丈夫かな』と心配になる方もいますよね。ここでは、制度と生活の工夫の両方から見ていきます。
健康診断は6か月ごと
労働安全衛生規則第45条では、深夜業を含む業務に常時従事する人に、配置替えの時と6か月以内ごとに1回、健康診断を行うことになっています。一般の定期健康診断が1年以内ごとに1回なので、回数が多いんです。
仕組みや対象になる人は夜勤の健康診断は年2回?で詳しく紹介しています。
眠り方の工夫
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、夜から朝までの夜勤だけに固定された働き方は、交替制勤務には含まれないとされています。夜勤専従は、交代制とは少し違う考え方で眠りを整えることになります。
同じガイドでは、夜勤中の0〜4時に始める20〜50分の仮眠で、眠気や疲れが改善したという報告も紹介されています。
- 夜勤明けに眠る時間帯を、毎回だいたい同じにしている
- 昼に眠る部屋を暗く静かにする工夫をしている
- 夜勤中は20〜50分くらいの仮眠を取れるようにしている
- 休日の過ごし方(昼型に戻すか)を決めている
- 健康診断を受けて、気になる結果は医療機関に相談している
不眠や仕事中の強い眠気が続いて生活に困る時は、無理をせず医療機関に相談してください。昼の眠り方は夜勤前後の寝方でも紹介しています。
夜勤専従のメリットと気をつけたいこと
夜勤専従は、生活リズムをそろえやすく、日中の時間を使いやすいのが良い点です。一方で、夜の少ない人数で動く場面や、家族との時間のずれには備えが要ります。
『夜勤だけって楽そうだけど、実際はどうなの?』と気になりますよね。良い点と気をつけたい点を並べてみます。
- 寝る時間をそろえやすく、交代制より生活が組みやすい
- 夜勤の回数で収入を調整しやすい
- 日中の時間を、家事や勉強、平日の用事に使いやすい
- 夜は日中より来客や電話が少ない職場が多い
- 夜は少ない人数で動くため、判断を任される場面がある
- 家族と起きている時間がずれやすい
- 休日に昼型へ戻すと、次の夜勤で眠くなりやすい
- 日勤の人と顔を合わせる機会が少なく、情報が届きにくい

情報が届きにくい時の工夫
夜勤専従は、日中の会議や研修に出る機会が少なくなりがちです。そのため、ケアの方法や利用者さんの変化が、自分にだけ伝わっていない、ということも起こりえます。
申し送りの時に「最近変わったことはありますか」と一言聞くだけでも、情報のずれはかなり減りますよ。
夜の時間帯に判断に迷うことが起きた時の連絡先や、緊急時の手順は、働き始める前に確かめておきましょう。一人夜勤の備えは一人夜勤(ワンオペ)が不安な時で詳しく紹介しています。
夜勤専従でよくある相談
夜勤専従の悩みは「シフトの組み方」「独り立ちまでの不安」「派遣での働き方」に集まりやすいです。どれも、働く前に確かめることと、相談先を知っておくことで軽くなります。
ここでは、夜勤専従についてよく寄せられる相談を一般化して答えていきますね。
相談1 シフトの組み方が合っているのか分からない
夜勤専従で働いていると、『この勤務表の組み方って、ルール上大丈夫なの?』と不安になることがあります。特に、夜勤が続けて入る並びや、休みの数え方は分かりにくいですよね。
まずは雇用契約書や労働条件通知書で、勤務時間と休日の決まりを確かめてみてください。そのうえで、就業規則で変形労働時間制を使っているかを見ると、組み方の理由が分かることが多いです。
それでも疑問が残る時は、職場の人事・労務の担当者か、労働基準監督署の総合労働相談コーナーに相談できます。
相談2 試用期間中で、独り立ちできるか不安
夜勤専従を始めたばかりで、『この業務量を一人で回せる気がしない』という声もよく聞きます。夜は人数が少ない分、最初は不安になって当然なんです。
多くの職場では、慣れるまで先輩と一緒に入る期間があります。不安な時は、こんなふうに相談してみてください。
「もう少し一緒に入っていただける回数を増やしてもらうことはできますか。特に朝の時間帯の流れに自信がなくて」
困っている場面を具体的に伝えると、教える側も対応しやすくなります。
相談3 介護の派遣で夜勤専従をするのはどう?
介護の派遣で夜勤専従として働く人もいます。派遣は、勤務の回数や期間を担当者に相談しながら決めやすいのが特徴です。
ただ、派遣先ごとに施設の流れが違うので、最初の数回は覚えることが多くなります。派遣での夜勤の働き方は介護の夜勤派遣で詳しく紹介しています。
相談4 初任者研修を持っていれば夜勤専従はできる?
介護職員初任者研修は130時間のカリキュラムで、介護の基本を学べる研修です。持っていると、身体介護の基本を学んでいる分、夜勤の仕事も覚えやすくなります。
ただし、夜勤専従を受け入れる条件は施設ごとに違います。経験を問う施設もあれば、研修を用意して未経験から受け入れる施設もあります。
相談5 夜勤専従とほかの夜勤の仕事、どちらにするか迷う
介護の夜勤専従と、工場の交代勤務などで迷う方もいます。『どっちが楽なのか知りたい』という気持ち、よく分かります。
結論から言うと、楽さは仕事の中身と自分の得意なことで変わります。迷った時は、次の表で自分が重視したい点を比べてみてください。
| 比べる点 | 介護の夜勤専従 | 工場などの交代勤務 |
|---|---|---|
| 主な仕事 | 利用者さんの見守りや介助 | 機械の操作や検査、運搬など |
| 人との関わり | 利用者さんや同僚と話す場面が多い | 決まった作業に集中する場面が多い |
| 寝る時間帯 | 夜勤だけなのでそろえやすい | 昼勤と夜勤の切り替えがあることが多い |
| 体の使い方 | 移乗や体位の変換など | 立ち作業や同じ動きのくり返しなど |
夜勤の仕事の種類を広く見比べたい方は、夜勤の仕事の種類の記事も参考にしてみてください。
夜勤専従の求人の探し方
夜勤専従の求人は、「夜勤のみ」「夜勤専従」の条件で絞り込める求人サイトやハローワークで探すのが近道です。介護の夜勤専従なら、介護に特化した求人サイトも選択肢になります。
『どこで探せば夜勤専従の求人が見つかるの?』という方も多いですよね。探し方ごとの特徴を表にまとめました。
| 探し方 | 向いている人 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| ハローワーク | 地元で探したい人・相談しながら決めたい人 | 窓口の時間に合わせて行く必要がある |
| 一般の求人サイト | 業種を問わず広く比べたい人 | 「夜勤のみ」で絞れるか確認する |
| 介護に特化した求人サイト | 介護の夜勤専従を探したい人 | 施設の種類ごとの違いを知っておく |
| 派遣会社 | 回数や期間を相談しながら決めたい人 | 派遣先ごとに業務の流れが違う |
夜勤だけで働ける仕事は介護以外にもあります。職種の広がりは夜勤のみの仕事の探し方で紹介しています。
介護の夜勤専従を探すなら
介護の夜勤専従を探すなら、介護に特化した求人サイトを使うと条件をそろえて比べやすくなります。例えば介護JJ(介護ジャストジョブ)では、「夜勤のみ」「無資格OK」「未経験OK」「WワークOK」などの条件や、グループホーム・特別養護老人ホーム・有料老人ホームなどの施設の種類で求人を探せます。
正社員・パート・派遣の雇用形態でも絞り込めるので、夜勤の回数を抑えたい人にも使いやすいですよ。求人の選び方は介護の夜勤求人の選び方でも詳しく紹介しています。
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介護・福祉の求人を、「夜勤のみ」「無資格OK」「未経験OK」「WワークOK」といった条件や、グループホーム・特別養護老人ホーム・ショートステイなどの施設の種類で探せます。正社員・パート・派遣など働き方も選べます。
無料介護JJで夜勤の求人を見る求人の内容・条件は時期によって変わります。最新の情報は公式サイトで確認してください。
施設ごとの夜勤の流れを先に知っておきたい方は、介護の夜勤とは?仕事内容と1日の流れも読んでみてください。
よくある質問
夜勤専従とは、どんな働き方ですか?
日勤に入らず、夜勤だけを担当する働き方です。介護施設や病院で多く、正社員・パート・派遣などさまざまな雇用形態があります。
夜勤専従は月に何回くらい入りますか?
1回の夜勤の長さと契約によって違います。正社員なら変形労働時間制の枠の中で、パートなら本人の希望をもとに決まることが多いです。回数は面接で確かめましょう。
夜勤専従でも健康診断はありますか?
深夜業を含む業務に常時従事する人には、配置替えの時と6か月以内ごとに1回の健康診断を行うことが、労働安全衛生規則第45条で決まっています。
未経験でも夜勤専従で働けますか?
施設によります。研修や先輩と一緒に入る期間を用意して、未経験から受け入れる施設もあります。求人票の「未経験OK」などの条件を確かめてみてください。
夜勤専従の収入はどう決まりますか?
基本の賃金に、22時から5時の労働への深夜手当と、職場ごとの夜勤手当を合わせた形が多いです。手当の付け方は職場によって違うので、求人票と面接で確かめましょう。
まとめ
- 夜勤専従は、日勤に入らず夜勤だけを担当する働き方
- 月の回数は、夜勤の長さと労働時間の制度、契約で決まる
- 回数・休み・収入・体の管理の4点を最初に決めると続けやすい
- 深夜業に当たるため、健康診断は6か月以内ごとに1回行われる
- 介護の夜勤専従は、夜勤のみの条件で絞れる求人サイトで探すと比べやすい





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